もともとボゾさんは、ライエに住むタヒチアンからこの技法を使った商品を卸してもらい販売していたが、タヒチアンが好む色やデザインが自分の求めているものと違ったため、16年前からヘリオグラフィーを学び自分で染色するようになった。今では、彼の創り出す色合いや繊細なデザインが地元でも人気だ。
ボゾさんは毎朝カハナ・ヴァレーの山に行き、布地に焼き付けるデザインの素材を採りに行く。ストロベリー・グアヴァの葉やバナナの葉はデザインすると仕上がりが美しく、ボゾさんお気に入りの素材だ。聖地と言われるヘイアウやクアプというハワイの特別な場所から採取してくることもある。エネルギーの高い土地から採るものを素材に使うことにより、ボゾさんが手がける作品にも生命が吹き込まれていくという。最近ハワイではこの技法で染色する人が減る傾向にあるが、彼の技術と精神を習おうと、旅行者たちが彼の元を訪れ、ワークショップを受けるのだそうだ。ボゾさんは、この貴重なヘリオグラフィーという技を一人でも多くの人たちに、伝えたいと願っている。