
日本人の永遠の憧れの島ハワイ。誰もが思い描く南国のイメージ。そのイメージをより膨らませてくれるホテルに身を委ねることができたら、どんなに幸せなことだろう。この物語は、運命の赤い糸にたぐり寄せられるかのように、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに宿泊をして、ハワイの魅力を知ったある日本人男性のドキュメンタリーである。
移住の準備でハワイを訪れる度に宿泊をしていたヒルトン・ハワイアン・ビレッジ。ここには、4つのレストランと4つのカフェ&バーが、宿泊客をもてなしている。ハワイの素材を活かしたパシフィックリムが楽しめる『バリ・バイ・ザ・シー』、ワイキキ唯一のオープンエアも高級中華レストランの『ゴールデン・ドラゴン』、カジュアルな雰囲気でフレッシュなシーフードとアメリカンビーフを堪能できる『ビレッジ・ステーキ&シーフード』。海辺のカジュアルレストラン『レインボーラナイ』、朝食バイキングが楽しめる『タパ・カフェ』、すぐ隣にはドーナッツやペストリーが旨く、カクテルも飲める<タパ・バー>、サンセットタイムにエンターテイメントが楽しめる『トロピクス・バー&ビーチカフェ』、毎晩エンターテイメントで盛り上がる<シェル・バー>、これだけのおもてなしの空間があることご存知だっただろうか。
朝食、昼食、夕食の時間になると、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの中にあるレインボー・バザール(ショップや飲食店が軒を連ねるアーケード)が、観光客で賑わっている。特にABCストアは、レジ前に列ができるほどだ。その目的は、レストランで食事を済ませたり、食料を買い求めホテルの部屋で食事をしたり、ちょっとでも食事代を節約するためだと思われる。好みもあれば、ライフスタイルも様々…。でも宿泊している期間中に1度だけでも、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのおもてなしを受けていただきたい。

どのレストランでも、カフェでも、最高のおもてなしを受けられるが、私が最も気に入っているのが、タパタワーの1階にある『ビレッジ・ステーキ&シーフード』だ。南国風の店内で料理をいただいてもいいし、ハワイの風が気持ちいいラナイ席も申し分ない。移住の準備で宿泊している時も度々訪れていたが、移住後、ビレッジ・ステーキ&シーフードのシェフと知り合ったことで、よりお気に入りのレストランとなった。そのシェフの名前は、矢上・アンドリュー・正夫。30歳の敏腕シェフだ。
彼は、アメリカ生まれで、2歳半から日本の横浜で育った。その後、横浜の和食レストランで腕を磨き、ビバリーヒルズのレストランで経験を積み、縁あってヒルトン・ハワイアン・ビレッジのシェフとして腕を振るっている。

彼も料理で最もお気に入りなのが、マカデミアナッツ・ビーフ・フィレ・ステーキだ。マカデミアナッツの香ばしさがアクセントとなったフィレステーキだ。牛肉を最後の一切れまで、美味しくいただける。ステーキというとアメリカンと言うイメージがあるが、このフィレステーキは、シェフ・矢上の人生そのものが形になった一品だ。一言で言うならアメリカンをアジアとパシフィックリムの合わせ技で調理したうまい奴。メイン素材は、シェフ・矢上が生まれたアメリカンのビーフ。ステーキソースは、生まれ育った日本のワサビテイスト。付け合せは、常夏の太陽が降り注ぐハワイ産の野菜。いただいている時に感じたことは、横浜のレストランでの修業で習得したと思われる、繊細な調理法が活かされているということだ。ビーフの焼き加減、ソースの深み、マカデミアナッツをあしらう発想。そのすべてが日本人好みに仕上がっている。
そんなシェフ・矢上と取材でKCCの朝市を訪れる機会があった。その時の言葉で「朝市に出向けば、新鮮なハワイの食材が手に入るんですよう」が印象的だった。人任せにしない、業者任せにしない、ひと手間が美味しい料理を作る基本であることをその言葉から感じ取った。KCC(カピオラニ・コミュニティー・カレッジ)の朝市は、ダイヤモンドヘッド登山口の前の駐車場で、毎週土曜日の午前7時30分から開催されているロコに人気の朝市だ。ハワイの小さな農家の手作り野菜や有名レストランの料理を買い求めることができる。最近は、観光客の姿も多く、土曜日の朝のひと時を多くの人が楽しんでいる。「この野菜は美味しそうだ」「これ珍しいですよね」「確かに」そんな話をしながら巡った朝市は、彼の料理へのこだわりを聞けた有意義な時間だった。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジにある4つのレストランと4つのカフェ&バーの中で、その日の気分でも構わない、こだわりをもって訪れても構わない、宿泊している期間中にどこかのレストランか、カフェ&バーを訪れて欲しい。そのおもてなしにハワイももっと好きになること間違いない。
次回は『このタワーのこの部屋に泊まる 〜表情の違いを楽しむ〜』
<ヒルトンのおもてなし> |
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バリ・バイ・ザ・シー オーシャン・フロントのダイニング。ハワイの素材をふんだんに使ったパシフィックリムをお楽しみいただけます。 |
ゴールデン・ドラゴン 金曜の夜の打ち上げ花火の絶景ポイント。アジアの調度品に囲まれてお楽しみいただく高級広東・四川料理は、うまい。 |
レインボー・ラナイ ワイキキの青く澄んだ海を見ながらお食事の出来るカジュアルレストラン。朝食と夕食は日替わりバイキングを楽しめる。 |
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ワイキキにあるヒルトン・ハワイアン・ビレッジには、ハワイの文化や歴史を物語るお話がある。そんな文化や歴史を知ると、もっとハワイを好きになる。
ワイキキは、ハワイ語で『水が湧き出る場所』という意味。

世界を代表するリゾート地・ワイキキ。ワイキキが観光地化されたのは、約100年前のことで、その以前は、オアフ島の単なる沼地に過ぎなかった。ワイキキの北側にのびるコオラウ山脈に降った雨が、川となり、地下水となり、ワイキキに流れ込んでいた。古代ハワイアン達は、その立地条件を有効活用し、魚の養殖池やタロイモ畑を作り、生活の糧にしていた。今とは想像も付かない風景が広がっていた。観光開発が計画された当初、ワイキキの沼地の不衛生さが問題となり、埋め立てが実行された。コオラウ山脈から流れ来る水を海に流し込む運河を作り、運河を作るために掘り返された土砂で、ワイキキの沼地が埋め立てられた。これは観光地化の最初の工事だった。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ周辺にも、養殖池やタロイモ畑があったが、こうして姿を消した。ビーチで日焼けをしている時に感じて欲しい。この砂の下に古代ハワイが埋まっているのだと。ハワイアンの人達は、こういう。埋め立てられたのは、養殖池やタロイモ畑だけではない…ハワイアンの魂も埋め立てられてしまったと。白い砂に置いた掌からハワイの鼓動が伝わって来るかもしてない。
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Hilton Hawaiian Village Beach Resort & Spa
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチ・リゾート&スパ
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宿泊のご予約・お問合せ先:
03-5405-7700または0120-489852(東京03地域外)
料金:詳細は上記予約センターかホームページにて確認
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はたせいじゅん
「筋肉番付」「たけしの万物創世紀」「おはスタ」などを手掛けた放送作家。BS放送の企画立案をきっかけにハワイに移住。ハワイから最新情報を配信している。著書に「ハワイ暮らし成功物語」(エイ出版社)近著に「とっておきハワイうまいもん」(エイ出版社)がある。
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