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No.010 [ 2007年1月11日] |
ボゾ・プアロアさんのパレオ
18世紀の写真技術を使ったプリント、ヘリオグラフィーは太陽光で木の葉の影を布地に焼きつける技術。ハワイでもこの技法を使っている人は少なく、特別な存在であるボゾさんのパレオ。
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オアフ島の西へ、ワイキキから1時間ほど走ると、ワイアナエ・タウンにポカイ・ベイという知る人ぞ知るとっておきのビーチがある。このポカイ・ベイ・ビーチパークは防波堤があり、波がある日でも安心なので、週末には地元の家族連れでにぎわう場所でもある。このあたりは、ワイアナエ山脈が雄大に広がり、海には鯨や野生のイルカの群れを見れる場所として、観光客にも知られている景色の美しい地域だ。このポカイ・ベイ・ビーチパークから少し歩いたところに、特殊な技巧で布地にデザインを焼き付けるボゾ・プアロア氏の工房がある。ボゾさんは、スタンプなどで型を押してプリントする大量生産の方法を使わず、太陽光を使い1〜2時間ほどの露光で焼き付けるヘリオグラフィーと呼ばれる、世界最初の写真撮影の技法で、布地に葉などのデザインを焼き付け、パレオなどを作成している。ハワイでもこの技法を使っている人は少なく特別な存在だ。
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もともとボゾさんは、ライエに住むタヒチアンからこの技法を使った商品を卸してもらい販売していたが、タヒチアンが好む色やデザインが自分の求めているものと違ったため、16年前からヘリオグラフィーを学び自分で染色するようになった。今では、彼の創り出す色合いや繊細なデザインが地元でも人気だ。
ボゾさんは毎朝カハナ・ヴァレーの山に行き、布地に焼き付けるデザインの素材を採りに行く。ストロベリー・グアヴァの葉やバナナの葉はデザインすると仕上がりが美しく、ボゾさんお気に入りの素材だ。聖地と言われるヘイアウやクアプというハワイの特別な場所から採取してくることもある。エネルギーの高い土地から採るものを素材に使うことにより、ボゾさんが手がける作品にも生命が吹き込まれていくという。最近ハワイではこの技法で染色する人が減る傾向にあるが、彼の技術と精神を習おうと、旅行者たちが彼の元を訪れ、ワークショップを受けるのだそうだ。ボゾさんは、この貴重なヘリオグラフィーという技を一人でも多くの人たちに、伝えたいと願っている。
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「ハワイスタイル NO.8」に掲載のボゾ・プアロアさんのパレオ。

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