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2003年のアルバムリリース以来、4年ぶりとなる待望の最新作をひっさげてやってきた、スウェーデンのポップ・デュオ『クラブ8』。デビュー13年目にして日本初来日を果たした彼らが奏でる、新たなスウェディッシュ・ポップ・サウンドの魅力に迫る!
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4年の月日をかけて創り上げた、飾ることのない素直なサウンド
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1995年にデビューし、スウェーデンのインディー・ポップの代表格とも言える存在でありながら、北欧インディー・シーンで地道に活動を続けてきたバンドがある。ヨハン・アンゲルガルド(以下:ヨハン)とカロリーナ・コムステット(以下:カロリーナ)のユニット『クラブ 8』だ。約4年間のリリース・ブランクを経て、2007年に通算6枚目となるアルバム「ザ・ボーイ・フー・クドゥント・ストップ・ドリーミング」を発表。そして今年、その最新アルバムの日本国内盤をひっさげて、デビュー13年目にして初の来日を果たした。
満を持してのリリースとなった今作は、ギターのメロディーが強調された、これまでにない浮遊感漂う心地よいサウンドが印象的だ。「エレクトロニカを抑えてアコースティック感を出したかったんだ。とにかく、ナチュラルさを出すように意識したよ」。ヨハンがそう語るように、カロリーナの透明感ある繊細な歌声と、ヨハンの奏でるギタープレイが、様々な楽器の音とともに自然に絡み合っている。4年という月日をかけて、よりパーソナルな感情が強調され、彼らの音楽に対して、歌うことに対しての思いが、飾ることなく素直に表現されているように感じる。
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充電期間についてヨハンは、「『クラブ 8』としての方向性を考えるのに必要な時間だった」と語る。ラブラドールというレーベルの主宰としての顔をもつヨハンは、『クラブ 8』以外にも自らが所属するバンドで精力的に活動を続けてきた。元々美術を学んでいたというボーカルのカロリーナは、美術教師をする傍ら、インドネシアのバンド「モカ」のゲストボーカルとして歌ったりと、あくまでマイペースに、『クラブ 8』として歌う準備をしていたという。
そして始まったレコーディングでは、ちょっとしたハプニングもあったようだ。「メロディーもとても好きな曲で、アルバムのタイトルにもなっている「ザ・ボーイ・フー・クドゥント・ストップ・ドリーミング」のレコーディング中に、お互い感情的になって大喧嘩をしたの」。カロリーナはその時のことを懐かしそうに、笑みを浮かべて話してくれた。「その時の彼女のボーカル性に迷いがあったんだ。でも、目標に向かって必要な出来事だったと思う。その結果、満足のいくアルバムをつくることができたからね」。ヨハンの言葉通り、今作はじっくり時間をかけてよりパーソナリティーを大事にしたからこそ、彼らの音楽に対しての姿勢が自然と形となって現れた、珠玉の作品といえるのだろう。
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今後の予定についてヨハンは、「次のアルバムは、様々な要素を取り入れながら1曲1曲違う印象にして、コンピレーションアルバムのような仕上がりにしたいんだ。今後はもっと音楽性の幅を広げて作品をつくっていきたい」と語る。夏以降にブラジルでのレコーディングを控えながらも、早く次のアルバム制作に取り組みたいと、創作意欲満々だ。今回の来日に併せ、大阪、東京で日本初となるライブも行った彼ら。サウンド同様、ナチュラルなパフォーマンスで、多くのファンを魅了した。
日本をはじめ、アメリカでも爆発的なヒットを飛ばしたバンド「カーディガンズ」から10年余り。少しずつ進化しながら力を蓄えてきたスウェーデンの音楽が、「ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン」の「ヤング・フォークス」のヒットにより確固たるものとなった。そして、北欧インディー・ポップファンが待ち望んだ『クラブ 8』のアルバムリリースによって、また新たな魅力を増したスウェディッシュ・ポップが、今、始まろうとしている。
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『ザ・ボーイ・フー・クドゥント・ストップ・ドリーミング』
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これまでの60、70年代の雰囲気漂うビジュアルから一変し、
日本盤のために制作されたアヴァンギャルドなジャケットは、
日本で活躍するスウェーデン人クリエイター、ヨハン・プラグによるアートワーク。
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