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BOXER Journal × サイドリバーがおススメするのはR50/2(通称:ゴー・マル)〜R69S
約40年経った今でも、世界中で愛され続けている名車です
「トットットッ……」とゆったりしたリズムで刻むエンジンの鼓動がなんとも心地よく
風を感じながら、バイクと対話をする
そんな忘れかけていたバイク本来の魅力にどっぷりはまった根本健の場合は……
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R50/2で知ったヴィンテージバイクの素晴らしさ
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元GPライダー、バイクジャーナリストの根本健が語るR50/2を所有するまでのストーリー
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正直いって10年前までは自分がヴィンテージバイクにハマるなんて思ってもみませんでした。もちろんバイク雑誌の編集者として、ヴィンテージバイクやそのオーナーの方々を取材してきましたから、その魅力を知らなかったわけではありません。でも真新しい新型車の先進のテクノロジーに乗れる嬉しさのほうが大きかった……。
大きく変わったきっかけは、BMWのR1100RSというツーリングバイクを所有したこと。それまでスーパースポーツで、ワインディングのコーナリングに夢中になってましたが、休日にもっと長い時間バイクに浸っていたいと思い、ツーリング特急のこのバイクで長距離を走るようになると、バイクの接している時間の楽しさがコーナリングの醍醐味だけじゃないことに気づいたんですネ。
ちょうどその頃に、雑誌企画でアメリカのヴィンテージレースに体験出場。旧き良き時代に、熱きエンジニアたちが開発したメカニズムや仕上げの素晴らしさは、効率良く短時間で完成させていく現代のバイクにはないものばかりでした。
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そんなある日、あるバイクディーラーの方から'74年型のドゥカティ750SSがあるので見に来ないかというお誘いがありました。ベベル駆動の空冷Lツインの名車で、ボクがヨーロッパの世界GP転戦中に公道コースの下見に借りたとき、日本車しか知らなかったボクがうまく乗れなかった因縁のバイク。その後に雑誌ライダースクラブを主宰してからは、気になっていたこのドゥカティにこだわる記事が多くなり、当時はまだ馴染みのなかった外国製大型バイクの紹介を得意とする雑誌になっていったのです。
実車を前にして迷うことなく購入したボクは、やはりオーナーになると試乗させてもらうだけではわからない魅力の数々を痛感。その勢いのまま、アメリカのヴィンテージレースを、今度は自分のバイクで走りたい、その思いが強くなり、レギュレーションでは'72年製までなので750SSでは出場できないことを知り、モトグッツィのV7 Sportというバイクをレース規則に合わせて改造、以来6年間続けて毎年春のデイトナに通い続けています。
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こうしてヴィンテージバイクに触れることが日常的になったボクは、普段乗るバイクにもヴィンテージが欲しくなった。ちょうどBMWボクサージャーナルを創刊した後で、誌面のビーエムのヴィンテージを所有するオーナーとそのバイクを試乗させて頂く企画で、'50〜'60年代のボクサーを深く知るハメに陥っていた頃でした。ゆったりと乗ったときの何ともいえない感覚、そしてボクのようなコーナリングパフォーマンスをヴィンテージバイクでも試したくなる性格に、この時代のボクサーはピッタリじゃないですか。
いつかはオーナーになりたい、それも色々乗り較べたらR50/2がボクには一番合っている……既にそこまでの結論があったんですネ。だから知り合いから、R50/2がアメリカから入ったと聞いたときは迷いもなく手に入れてしまった。
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実際にオーナーになってみると、当時バイクのロールスロイスとまでいわれた名車だけに、あらゆる箇所のつくりが違うことに驚くやら嬉しいやらでシアワセな日々を送っています。耐久性の高さやトラブルフリーに設計されていたおかげで、ほとんどメンテナンスの必要もないし、簡単なサンデーメカニック程度の工具でイジる楽しさもある。
何より乗って楽しめる範囲の広さにビックリでした。最初は老体なんだからと遠慮しながら走っていましたが、'60年代の500ccツインというのに国産の400ccシングルとほぼ変わらないパフォーマンスに、高速道路の100km/hを超える巡航が何の問題もないことまで立証。そのスタビリティの良さなど、45年も前のバイクとは信じられないレベルの高さでいつもほくそ笑んでいます。
そんなボクのR50/2で開花したヴィンテージバイクのある暮らし。大人の趣味としての深さは筆舌に尽くし難いものがあって、ボクサージャーナルでの連載やブログKen's Talk2でも皆さんにその楽しさを紹介してきました。バイクが趣味なら、いつかは触れていただきたいヴィンテージの世界。サイドリバーで新設されたこのコーナーでも、その片鱗を語っていきたいと思っています。
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40年前のバイクとは思えない! R50/2の驚きの技術
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