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ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」

同窓会は長旅ナノダ!

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」 「同窓会には行かない方がイイ」と言う人がいる。
一様にオジサン化した友達や、恋心を抱いた彼女が太っていたりで 我が「輝ける青春期」への想いは幻想だったのかぁ〜!  と叫びたくなってしまうから、らしいノダが……。
俺は同窓会に行ってみた。確かに年月が流れているコトを 実感させられたのは事実だが、やはり昔馴染みと居るのは楽しい。
そんな中、ひとり時間を感じさせないヤツがいた……。
ソイツと高校時代のノリのまま、同窓会の続きを青森でやるゾ!

GATE OPEN!立佞武多 発進!

「何で青森やねん」と今回の同行者の相方が、俺に会うなり笑いながら聞いて来た。
「行きたかったから」と答えると「相変わらずやなあ」と大爆笑。「つきあわさ れる身にもなれよぉ〜」と言いながらもヘルメットを被っている。
高校時代は(今も変わらないが)明日のコトなど考えず、思いつきで行動していた。ならば今回の旅もソレ流で行くノダ。

長い高速道路の移動を終え、岩手山を一回りして五所川原の立佞武多(たちねぷた)を見物に来た。 東北には青森の「ねぶた」と弘前の「ねぷた」の二枚看板となる大祭があるが、ココ五所川原の立佞武多もスゲエ級の祭らしいノダ。 立佞武多を知るベく、街の中心地にある「立佞武多の館」へ向かう。近代的な館を見上げていると、相方が興奮気味に駆け寄って来た。
「コノ建物から佞武多が出て来よるらしいで」「んな訳あらへんやろ、立佞武多って20m以上あるんやで。どうやって出すんよ」と話を聞きもせず館内へ。ソコには巨大な佞武多が展示されていた。
「コリャ建物から出んワ」と笑っていると「立佞武多出陣準備の為、館内に居る人は退館して下さい」のアナウンス。「ヤッパリ出るんや」と相方が叫ぶ。 外に出ると、出陣を待つ人で溢れかえっている。俺達も固唾を飲んで待っていると、館の壁がゆっくりと開き始め、巨大な佞武多が現れた。ソノ光景はスーパーロボットの出動シーンさながらダ。館を出ても狭い道路と高い建物が少ない街並のせいで、さらに巨大感が増している。隣りの通りからもしっかり立佞武多の姿が見える。
地元出身・吉幾三の歌声とヤッテマレの掛け声のなか、街中が興奮の山を上り詰めて行くノダった。



立佞武多の館

住所:青森県五所川原市大町21-1
TEL0173-38-6226
開館時間:AM9:00〜PM7:00(10〜3月はPM5:00マデ)
見学料:600円/休館日:元日
立佞武多の巨大さを目の当たりにすると、実際の祭を見たくなるゾ。
ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」

ビンを返せば10円バック!地サイダー

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」 青森には、非常に個性的(しかも美味い)な地サイダーなるモノがある。
あるにはあるノダが、もし飲み物にもレッドデータブックがあったとしたら、完全に載せられてしまうであろう絶滅危惧種だ。
何故かと問われると、キーワードは「瓶」。青森地サイダーはガラス瓶入りで、空き瓶をリサイクルしている。だが、瓶の回収がままならず、原価ギリギリで作っているメーカーを悩ませているノダ。現に「瓶の入手が困難」と、店をたたんだメーカーもある。家内制手工業的な小規模メーカーから潰れて行く現状を、何とか打破して貰いたいものダ。

小関サイダー
80円
小関商事
今回飲んだ中で一番ドライなサイダー。甘さ控えめの上、ラベルにサッカリンの文字が踊るトコがイイねぇ。個人的には一番好きだな
問い合わせ:小関商事/TEL0173-25-2011
主な販売店:渋谷商店
住所:つがる市柏桑野木田福井38-2/TEL0173-25-2109

さとうくんサイダー
84円
十和田フーズかわいい名前とラベルが目印。「糖分ひかえめ」と書いてあるが、甘さと炭酸のバランスが絶妙で飲みやすい。ラムネに近いテイスト。
問い合わせ:十和田フーズ
TEL0176-27-3020
主な販売店:上山酒店
住所:十和田市東三番町4-23
TEL0176-22-8484

朝日サイダー
100円
朝日サイダー佐野本店
甘さ控えめ炭酸強めのドライ系サイダー。子供の頃、初めて飲んだサイダーってこんな感じだったなぁ。郷愁感がラベルにも表れている。
問い合わせ・主な販売店:朝日サイダー佐野本店
TEL0172-27-4131
住所:弘前市大字松ケ枝5丁目11-5

三島シトロン
68円
八戸製氷冷蔵
本来サイダー(フランス語のシードルの英語読み)とシトロン(柑橘系炭酸飲料)は別物だが、我が国では同じ扱いだ。甘さ炭酸ともに程々。
問い合わせ:八戸製氷冷蔵/TEL0178-33-0411
主な販売店:八戸市内「スーパーみなとや」チェーン各店舗にて購入可能

三島バナナサイダー
68円
八戸製氷冷蔵
右のバリエーションモデル。うっすら黄色いバナナサイダーは、その名と違いほんのりメロン味。両方とも八戸名水、三島の水を使用
問い合わせ:八戸製氷冷蔵/TEL0178-33-0411
主な販売店:八戸市内「スーパーみなとや」チェーン各店舗にて購入可能

津軽さくらサイダー
150円
日本果実加工
レモン風の後味が爽やかで、女の子ウケしそうなラベル通りの優しい味。強烈な個性の青森地サイダーの中にあっては珍種ともいえる
問い合わせ:津軽さくらサイダー
TEL0172-36-7636
主な販売店:竹美屋食事
住所:青森市浪岡大字浪岡字稲村184-4
TEL:0172-62-2279

ウマウマ新鮮魚貝が目白押し!海産物

青森と言えばリンゴだけと思っちゃいけない。三方を海に囲まれた青森は海産物のメッカ。むつ湾で獲れたホタテなんかを食べた日にゃ、街中で食べるソレが偽物と思える。
特に野辺地駅前の松浦食堂で出されるホタテ丼は最高!
大間のマグロはあまりに有名ダガ、ココで獲れるタコやイカは身が引き締まっていて、ブリブリとした歯応えが堪らない。
本州最北端の碑ばっかり見てないで、ちょっとウロウロすると、地元漁師さんが軽ワンボックスカーで行商に来ている。漁師の店だけに、素材の美味い喰い方を教えてくれるゾ!



ホタテ

むつ産のホタテは他産地のモノより、 アミノ酸・グルタミン酸を多く含むと言 われる。口に含むと甘みと旨味が広 がりトロけて行くゾ。生でヨシ、調理し てもヨシ。ガンガン喰え〜

「道の駅よこはま」 のホタテコロッケ (100円)。こう言 ったモノはたいて い「ドコにホタテが 入ってるの」ダガ、 コイツはバッチリ

野辺地駅前、松浦 食堂のホタテ丼 (840円)。
卵とじ にされた刺身用の ホタテは火が通り 過ぎず、味・ボリュ ームとも抜群 

※本州最北端の碑 の前はお土産や食 事処が一杯。時々、 店先でマグロを一 本丸焼きする姿も 見られる。当然、試 食もできるゾ

マグロ

大間のマグロ(黒鮪)は、回遊の影響で身が締まり脂の ノリが良いと言われている。ソイツを一本釣りでグイッと釣 り上げるノダ。海の黒いダイヤの味は如何に。

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」

大人も楽しめる優しい甘さ!甘味

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」 甘いモノだって青森は個性的なラインナップを揃えている。しかも、どれも地元にしっかり根付いているモノばかりだ。
嶽きみは「日本一おいしい」とうたうトウモロコシ。気温差の激しい気候と手間ひま掛けて作った土壌のおかげで非常に甘みが強い。
あんバターは親子どころか孫まで3代揃って買いに来る。 「あげたい」はソノ名の通り、たい焼きを揚げたモノだが、油を吸って重いなんてコトが無い、クリスプ感と餡のシットリ感が絶妙。
野辺地駅前の松浦食堂で食べた「けいらん」は、中身を知らずに食べるとショッキングだ。

嶽きみ
青森県内だけで消費され、県外に はほとんど出ないという幻のトウモ ロコシ。とにかく甘い。ひとつひとつ の粒が小さく実離れが良いので、 あっという間に食べられる。

時価/販売店:山小屋ヤッホー/岩木町百 沢(そのほか百沢〜嶽の道沿いに並ぶ直 売所や嶽温泉街などで購入可能)

あんバター
ひとことで言うなら「嗚呼懐かしの昭和味」。
食パンにたっぷりバターを塗り、コシあんを 挟んだ、地元の人たちの定番おやつ。どっしりした甘みは牛乳に合う
126円
販売店:吉田ベーカリー本店もんぶらん
住所:むつ市新町9-25/TEL0175-23-0148
A:M7:00〜PM7:00

あげたい
「立佞武多の館」裏にある「あげたいの店」 で販売。カリカリした食感と甘すぎないアン コのハーモニーは、食べ出すと止まらない。 地元小学生にも人気の一品。
100円

販売店:あげたいの店
住所:五所川原市
上平井町99
TEL0173-34-2064:AM930〜PM6:00
第一・第三日曜休

けいらん
「ただの雑煮じゃないか」と思ったら大間 違い。舞茸風味のツユに浮かぶ紅白の餅 の中身はアンコ。そんな変なモノ食べたく ない? それが不思議と旨いのよ
500円(要予約)
販売店:松浦食堂
住所:野辺地町上小中野39-7
TEL0175-64-3004
A:M0100〜PM7:30/日曜休

恐山セットひとつねえ!無いのおお!!

「青森やったら、行っとかなアカンやろ」と、相方が一番最初に口にした地名「恐山」に来た。

宇曽利湖の美しさと対照的に、霊場恐山は荒涼とした景色が広がる。薄ら寒い感じがしている俺を尻目に「イタコへGOや!」と大はしゃぎの相方。
しかし探せどイタコが居ない。不審に思いバスの運転手さんに聞くと、イタコは大祭の時か休日しか居ないとのコト。
「恐山とイタコってセットと違うんかぁ!」と、嘆いてみてもどうしようもない。イタコは居なくても、厳然と恐山はある。
火山性ガスが噴き上がる中、巨大な卒塔婆が鈍色の空を突き、大小様々に積まれた石達が人々の心を刻む。そしてソコには必ず「彼奴達、ココに雇われてるんとちゃ うか?」と疑いたくなる程、配置、鳴き声のタイミングがバッチリあったカラス達が居て、雰囲気を盛り上げている。

やはり、日本三霊山、浮かれた気分で訪れる場所では無いノダ。


恐山 菩提寺

住所:青森県むつ市恐山
TEL0175-22-3826
開山時間AM6:00〜PM6:00
開山期間:5/1〜10/31まで/入山料:500円
7月の大祭典、10月の秋詣りの際にはイタコが沢山いるそうだ。 入山者は温泉に無料で入れる
ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」

露天で無料で混浴なんだ!スゴイ!エライ!かっぱの湯!

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」 恐山で霊験あらたかな温泉に入ったが、あまりに厳かな入浴だった俺達は不完全燃焼気味。
ココは一丁、と奥薬研温泉かっぱの湯へ。
無料の混浴露天風呂として有名なココはライダー達のオアシス。 「素敵な出会いがあったりしてムフフ」と思っていたら、1台のオフ車がやって来た。

現れたのは青森ツーリング中の渡辺恵美ちゃん。「ココで遭ったが百年……いや何かの縁だから」と彼女を拉致して風呂場へ。
「いいお湯ですねぇ」とくつろぐ彼女に対して俺達は「熱うなって来た。相方、川で泳ぐデ」「オウヨ!」とスッポンポンで岩場を下り川に飛び込む。「ウヒョ〜、冷て〜」「流される〜」と騒ぎまくり彼女を呆れさせたのダッタ。



奥薬研温泉 かっぱの湯

住所:青森県下北郡大畑町大字大畑字赤滝岩
無料:営業時間や休みは特に無い。
脱衣スペースは男女の別はないが、2カ所に仕切られている。
水着着用可なので女性でもドンドン入ってもらいたいモノだ。いい湯加減ダヨ

本州最北端の地で武田鉄也が唄うノダ!

風呂あがりのワインディングが心地イイ。
俺達は本州最北端を目指して走っていた。
山間から海沿いに出た瞬間「この海峡の向こうに北海道がある」と思ったが、生憎の天候でソノ姿を見るコトが出来ない。少々残念ではあったが、海沿いのワインディングをヒャッホーペースで駆け抜ける。そして俺達はついに本州最北端の大間崎に到着したノダ。
「とりあえず何か喰おうや」と大間崎の土産物街をフラつく。「大間はマグロだ!」とばかりにマグログッズが目白押し、食堂も同じだ。
しかしマグロを喰うでは当り前過ぎる、と裏通りに入ってみると、軽のワンボックスで商いをする地元漁師のおかみさんがいた。ココの生干(なまっぴ)が絶品。俺はタコ、相方はイカでウマウマ大満足。
本州最北端の碑の周りは、ツーリングライダーが大勢。北海道へ行く人帰る人、ねぶた&ねぷた帰りの人、御夫婦で東北を旅しているタンデムライダー。
各々の想いを胸にコノ地に立っている。俺達も感慨深くソコに立つ。
「よう来たなぁ」と相方がポツリ。俺の心の中では若き日の武田鉄矢が「おもぉ〜えばぁ〜遠くへ来たもんだぁ〜」と唄っていた。そんな自分が少し可笑しかった。

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」

今月の日本一は、「絶滅危惧種を守れ!

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」 大間崎で食事を済ませ、一気に南下して八戸から高速道路へ。1時間程走ってSAで休憩をとる。
「よう走ったなぁ」相方が伸びをする。本当に良く走っている、走っても走っても青森を走り足らない。「まだまだ知らないトコロが多いなぁ」と思う瞬間だ。
せっかくだから、ココで今回の日本一を考えた。初めての青森と言うコトで、何もかもが新鮮な驚きに満ちていた。立佞武多の巨大さ、岩木山の絶景、恐山の荘厳、食の充実、道の良さ、人との出会い、そして本州最北端の感慨。
どれをとっても素晴らしかったが、今回はソノ中で一番俺の心にグッと来た「青森地サイダー」を日本一にしたい。
しっかりと地元に根付きながらも、現代の無責任な使い捨て文化に、押しつぶされそうになりつつ頑張っている姿が感動モノナノダ。何より、個性的な味と炭酸の加減が素晴らしい。「強炭酸」などと大仰にうたいながらコンビニで売っている軟弱モノとはひと味もふた味も違うノダ。
「ゲフ〜、このジュース炭酸弱いなぁ」と自販機で買ったジュースを飲み干して相方が言う。「それにしても楽しかったなぁ」「せやな、お互いマダマダやんちゃやデ」と笑い合う。
しかしコノ後、東京まで残り約500 kmの距離が、互いの年齢を思い出させてくれるコトを俺達は知らなかった(ヘトヘト上等)。

夏は北海道ばかりじゃない!未開拓スポット満載の青森を行け

ツーリング「日本一を探す旅・Vol.06・青森」
東北自動車道を大鰐弘前ICで降り、岩木山を目指す。
途中で寄り道しながら、津軽市の渋谷商店で小関 サイダーを購入。
五所川原市では立佞武多の館と 近所の「あげたい」に寄りたい。
R4に戻って北上、 さくらサイダー、松浦食堂、R279で大間を目指す。
南下して来る時は太平洋側を下って来ると、自分が 何処を走っているのか一瞬分からなくなるゾ


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