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【Telly's Collection】 『SUPER CORSAIR』
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数年前のアンリミテッドクラスはマスタングとシーフューリーのオンパレードだったが、最近は種類が増えたので楽しい。タイガーキャット、ベアキャットなどのグラマンキャット一族の揃い踏み、プレシャスメタルなどのカスタム、そして正真正銘飛行可能な世界唯一の機体、スーパーコルセアが飛ぶのを見たら、やっぱりリノに来てよかったと思う。
一度見たら忘れない特異な恰好が、子供の頃から好きだった。子供の落書きでも、主翼さえ曲げてあればちゃんとコルセアに見える。少年雑誌で仕入れた知識は貧弱で、スーパーコルセアの存在すら最近まで知らなかったが、それが目の前を飛べば「おおおっ!」としか言葉にならない。
最強を目指して開発しながら量産目前で戦争が終わり、ほんのわずかしか残っていないという。終戦直後のエアレースでは、マスタングなどの空軍機が幅をきかせたが、その状況に一矢報いるため、海軍はこの機体をレースに投入した。そんな軍同志の意地の張り合いも面白い。
エンジンはすさまじいルックスである。7気筒をひねりながら4枚重ねた28気筒は構造がすぐには理解できないほど入り組んでおり、「これで最後部は冷えるのか、どこか壊れてばらす時はさぞ大変だろう、などと、はた目にも心配になるほどだ。操縦性も開発当初からいろんな問題があったそうだから、レースに出場するのも困難の連続だろう。それだけに多数派のマスタング、シーフューリーに混じって飛ぶ孤軍奮闘のスーパーコルセアの人気は高い。古典的なエアレーサー然としたサンバーストの塗装もこの機体にはとても似合っていると思えた。
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テリー佐原
1952年 長野県松本市生まれ
1975年よりフリーランス
自動車、アウトドア、模型などの分野を中心に幅広く活動中
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