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ミニカーファン:
今日はさまざまな新製品を見させていただき、改めてミニチャンプスの勢いを感じることができました。
ミニチャンプス ラング社長:
ブースを楽しんでもらえたようでなによりです。この会場には過去のモデルは展示していません。それだけに「これからのミニチャンプス」を実感してもらえると思っていましたよ。

写真上)インターナショナルトイフェアでのミニチャンプスのブース。写真下)今年の一押しモデル、ベントレーを手に。久々の来日が予定され、各地を回ってファンと交流を図りたいと言う |
ミニカーファン:
過去の……といえば、2006年はさまざまな意味で難しい年だったと思います。まずはそのあたりからお話をお聞きしたいのですが……。
ミニチャンプス ラング社長:
2006年は基本的にいい年ではありました。ヨーロッパやアジアでの販売は2005年よりも好調で、シェアを伸ばすことができたと思っています。いっぽうでいくつかの問題もありました。
ミニカーファン:
中国の工場の問題ですか?
ミニチャンプス ラング社長:
そうです。原材料と人件費のコストアップです。中国はひとつの地域にさまざまな業種の工場が集中しているので、賃金が高いところに工員が移ってしまう傾向が強いのです。だから人件費がアップしていくのに、常に労働力が不足気味という状況でした。その結果、2006年にリリースする予定だったモデルのうち、いくつかは発売を延期せざるを得ないこともあったのです。
ミニカーファン:
それらは2007年に登場ですか?
ミニチャンプス ラング社長:
そうです。今年の4〜5月あたりに出てくるモデルのいくつかが、それにあたりますね。
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ミニカーファン:
その労働力不足はどのようにして解消するのですか?
ミニチャンプス ラング社長:
正直な話、労働力不足やコストアップは今年も続くと思っています。工場同士が賃金アップによる競争を続けていく限り、解消しないのです。とはいえ、そのコストアップが製品の販売価格に影響してしまうのは避けたいですから、何か手だてを考えなくてはいけないですね。
ミニカーファン:
日本のコレクターからは、ミニチャンプスの再評価……というか、製品に対する評価がさらに上がっているという話をよく聞くのですが、そのあたりの要因はどこにあると思いますか?
ミニチャンプス ラング社長:
それは非常に嬉しいことですね。もちろん製品そのもののクオリティにあると思います。企画はもちろん、ボディのフォルムや周辺パーツの再現性など、製造技術は年々上がっています。その総合力が結果として評価につながっているのでしょう。
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ミニチャンプスは二輪も積極的にリリースしており、70年代の日本車も少しずつではあるが登場している |

2007年の新製品である1/18スケールの300SEL。ドイツのメーカーならではのモデル化といえるだろう |
ミニカーファン:
そういった技術向上のために、ミニチャンプス……ポールズ・モデル・アート社として何か特別に行っていることはありますか?
ミニチャンプス ラング社長:
情報の共有やレスポンスの向上などには気を遣いますね。それと一番重要なのはコミュニケーションでしょう。企画する部署と生産する現場のまとまりは何よりも大切です。企画担当者がイメージしたものを100%満足する形にできなければ、消費者にも受け入れられないと思っています。
ですから、担当者が中国の工場に行って直接打ち合わせをすることも非常に多くなってきています。顔を合わせて打ち合わせすることで技術や生産のコントロールが可能となるのです。新シリーズの立ち上げ時などには、私自身が工場に行くことも多いですね。
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ミニカーファン:
社長自身が行かれるのですか!?
ミニチャンプス ラング社長:
もちろんです。ミニチャンプスは私のパーソナリティを存分に注入したブランドですから(笑)。
ミニカーファン:
なるほど。ではクオリティが上がり続けるミニチャンプスの2007年はどのようにお考えですか?
ミニチャンプス ラング社長:
マーケットの側面で言うと、基本的にフォーカスしていくのはヨーロッパマーケットになると思います。ラインナップを見ていただいても分かると思いますが、ヨーロッパのかなりマニアックな車種もモデル化していくことで、より多くのコレクターを獲得していきたいですね。アメリカ市場も重要と考え、昨年は何台かの車種をリリースしました。ただ、有望なマーケットなのですが、なかなかマッチしないという印象もあります。このあたりは長いスパンで考えていきたいですね。
もちろん、アジア=日本のマーケットもこれまで以上に大切になるでしょう。私個人としては、アジアの人たちはヨーロッパの文化やモノを受け入れやすい気質を持っていると考えています。どちらも長い歴史を持ち、文化や風土などが非常に似ているからです。そういった人たちへ向けた製品企画は欠かせません。
ミニカーファン:
それは日本車の企画をするということですか?
ミニチャンプス ラング社長:
企画・実現したいとは思っているのですが、日本には日本のメーカーがあり、非常にコンペテイティブ(競争的)であることも事実です。これまで販売してきた日本車は、ヨーロッパでも販売されていて知名度がある車種ばかりでした。
今後、日本にフォーカスした車種を出すにあたっては、ディストリビューターである京商の協力が欠かせません。昨年、数車種の欧州車を“京商エクスクルーシブ”として日本で限定販売しましたが、新しい金型から作って"京商エクスクルーシブ"として販売してもらうのもいいのではないか、と思っています。
ミニカーファン:
ミニチャンプス製の日本車を日本限定発売で……ハードルは高そうですが、コレクターとしては楽しみな考え方ですね。話は変わりますが、1/18スケールでの新シリーズが始まりますね。
ミニチャンプス ラング社長:
「プレミアム・コレクション」ですね。これはヨーロッパの古いレーシングカーが中心となるシリーズです。これまでの1/18スケールよりも、さらにこだわったディテールのモデルで、CMC社のモデルを上回るクオリティを目指しています。事実、クオリティは上回っていると自負しています。
ミニカーファン:
外箱などもずいぶんと豪華ですね。
ミニチャンプス ラング社長:
シリーズのイメージに合ったものとしたいので、ギフトボックス仕様が基本です。サイズ的にも大きく、細部の鑑賞に堪えうるものだけに、リビングルームなどに置くインテリアとしてのミニカーという位置づけですね。
ミニカーファン:
では最後にファンへメッセージをお願いします。
ミニチャンプス ラング社長:
ミニチャンプスが日本で非常にポピュラーになっていることを嬉しく思っています。これはカスタマーのみなさんはもちろん、販売店やディストリビューターの方々のおかげとも思っています。ミニチャンプスは今年もさらにクオリティを上げて魅力ある製品をお届けします。今回のショーで発表したモデル以外にもリリースするモデルがありますので、楽しみにしていてください。
また、4月には私が日本へ行き、ファンの皆さんと交流する機会を作りたいと考えています。そのときにいろいろなお話や、ミニチャンプスに対する意見を聞けるのを楽しみにしています。
ミニカーファン:
今日はありがとうございました。
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