 |
ミニカーファン:
昨年はヨーロッパにおける雑誌とのコラボレーションやフェラーリのシリーズ展開など、非常に躍進したというイメージがありますが、ペレス社長としてはどのようにお考えですか?
イクソ バーナード・ペレス社長
ひとことで言えば、非常にコンペティティブな1年でした。原材料費の高騰など難しい面もありましたが、結果としてはハッピーだっと言えるでしょうね。数年前に比べて、ixoを含むどのメーカーも小売価格は上昇してきていますが、昨今の原材料費高騰は、弊社は価格に極力反映させていません。これは生産効率の向上や輸送コストの削減などといった企業努力の結果だと自信を持っています。
ミニカーファン:
そういった努力の結果、ixoというブランドネームを向上させることができた、とお考えなのですね?
イクソ バーナード・ペレス社長
そうですね。しかし、私たちにとって一番大切なのは、やはりシェアの拡大です。特に世界のキー・マーケット−−欧州諸国や日本ですが−−ここでシェアの維持・拡大ができたことをうれしく思っています。これはただ単に製品を数多く送り込む、ということではなく、さまざまな製品を安定して供給し続けることができたのがポイントです。この安定供給がビジネスを支える上での重要なファクターなのです。
ミニカーファン:
その“安定した供給”を実現するためには、工場との連携が大切ですね。
イクソ バーナード・ペレス社長
そのとおりです。私たちの会社と工場との結びつきは非常に強固であり、信頼関係も非常に強いと自負しています。私の事務所は現在マカオにあるのですが、生産拠点である中国本土とは非常に行き来しやすい場所です。こまめにコミュニケーションをとることで、安定した供給を実現することはもちろん、年々進化していくダイキャストミニカーの製造技術も最先端のものとすることができると考えています。
ミニカーファン:
ハッピーだった2006年を経て、ixo社の2007年はどのようになっていくのでしょうか?
|
写真左)2007年の新シリーズとなる「ist」。写真のトラバントを始め、東欧諸国のミニカーが揃う。これまでになかった異色のシリーズだ。写真右)ラリーシリーズでは、日本車も精力的にリリースしていきたいと語る
|
|
|
イクソ バーナード・ペレス社長
これまで続けてきたラリーやル・マン、オートバイといったixoブランドのアイデンティティともいうべきシリーズに関しては、当然継続していきたいと思っています。もちろんバリエーションを増やしつつも、クオリティはこれまで以上に上げていくつもりです。例えば、ラリーシリーズのウエザリングモデルなどは、数年前に比べて、その技術が格段に進歩しています。そのいった部分をいかしたモデルをコレクターの皆様に提供し、楽しんでいただければ、と考えています。
ミニカーファン:
ヨーロッパで広く浸透している雑誌に付属するミニカーなどはいかがですか?
イクソ バーナード・ペレス社長
あのシリーズは日本で展開していないのに、みなさんよくご存知ですね(笑) ヨーロッパでの雑誌シリーズも継続していきますが、あのシリーズはあくまでも雑誌のためのものであって、ixoブランドのミニカーとは分けて考えています。以前にもお話ししましたが、ixoブランドのミニカーはホビーとしてのミニカーコレクター向けであり、各部の再現性などは、こだわりをもったものでなければなりません。当然雑誌向けのものとはパーツ点数の多さやティテールの再現性などで大きな違いを持たせています。
ミニカーファン:
でも、同じモデルがあると、コレクターとしては不満もでるのでは?
イクソ バーナード・ペレス社長
それはないと思います。過去、さまざまなメーカーから同じ車種のミニカーが販売されてきましたが、それぞれ持ち味や再現性は違います。ixoにはixoの味があり、コレクターに満足していただけるでしょう。いっぽう付録としてのモデルは、それまでミニカーに興味がなかった人たちに新たな楽しみを与えることができると思っています。人それぞれに趣味があるように、ミニカーそれぞれも、対象とする人は違うのです。
ミニカーファン:
わかりました。では2007年に特に力をいれたい、と考えているカテゴリーはありますか?
イクソ バーナード・ペレス社長
フェラーリシリーズですね。ご存知のようにフェラーリは世界中にファンをもっており、ミニカービジネスの世界でも、非常に反応のいい素材だと実感しています。2006年にも数多くのフェラーリ・モデルをリリースしてきましたが、2007年もさらにこのシリーズを拡大していきたいと思っています。
ミニカーファン:
なるほど。ではその他にixoブランドとして、2007年に新たに挑戦しようというような分野はありますか?
イクソ バーナード・ペレス社長
「ist(イスト)」というブランドを展開していく予定です。これはEastEurope……旧東欧諸国のクルマを扱うシリーズです。2006年にドイツのマーケットでテスト販売しましたが、手応えはかなりありました。リリースする車種はこれまでにないラインナップとなっており、非常にチャレンジングではありますが、ぜひ力を入れてやっていきたいですね。
ミニカーファン:
ブランデンブルク門の写真がバックボードに入っていたりして、これまでのixo製ミニカーのイメージとは違うものですね。どの程度のボリュームでの展開となるのですか?
イクソ バーナード・ペレス社長
2007年度に10車種程度のリリースを予定しています。東欧の自動車産業は大きくなく、車種もそう多くはないのですが、それでもシリーズとして成立るに十分なラインナップだと思います。
ミニカーファン:
それは日本でも販売されるのですか?
イクソ バーナード・ペレス社長
その予定です。皆さんもぜひ購入してください(笑)
ミニカーファン:
日本のコレクターへ向けて……といえば、弊社の「ミニカー工場見学ツアー」へのご協力、ありがとうございます。非常に楽しいツアーになりそうで楽しみですね。
イクソ バーナード・ペレス社長
ツアーの対象に私たちの工場を選んでいただいて、非常に感謝しています。皆さんへお届けしている製品がどこでどのように作られているのか、私たちは誇りを持って作っているので、その現場を是非見ていただきたいです。ツアーに参加された方が、楽しい思い出を作ることができるよう、最大限の協力をすることをお約束します。
ミニカーファン:
私たちとしても、普段は入れない現場へ愛好家のみなさんをお連れすることができるのは、非常にうれしいと思っています。
イクソ バーナード・ペレス社長
お土産のミニカーも楽しみにしていてくださいね(笑)
|
|
|
ミニカーファン:
ありがとうございます。では最後に読者へのメッセージお願いします。
イクソ バーナード・ペレス社長
いつもixoブランドを愛してくださり、ありがとうございます。コレクターの方はもちろん、ディストリビューターや小売店の方たちには本当に感謝しています。日本は私たちにとってあいすべき、重要なマーケットと考えています。それだけに皆さんに意見や要望を真摯に聞き、製品作りの参考とさせていただきたいです。WEBサイトなどからでもけっこうですので、皆さんのナマの声をきかせていただければ、こんなにうれしいことはありません。
ミニカーファン:
ありがとうございました。
|

パートナーである中国工場のオーナーとの1ショット。コミュニケーションを緊密にとり、クオリティアップを図っている |
|