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2007年インターナショナルトイフェアでのEBBROのブース |
ホビー大国・ニッポンが誇るミニカーブランドとしてジャンルを問わず日本車を数多くリリースするエブロ。その先に見据える“これから”を語っていただいた。
ミニカーファン:
ズバリ2007年のエブロについてお聞きしたいのですが、その前にまずは2006年はどのような年でしたか?
エブロ 木谷真人社長:
毎年のことなのですが、「新しいことをやっていこう」ということですね。これは基本です。それは皆さんにとっては意外なことかもしれません。
ミニカーファン:
2006年のなかで、それを象徴するようなモデルというと……。
エブロ 木谷真人社長:
やはりバイクでしょうね。スーパーカブをなんとかモデル化したいというのが強かったので。ただ、スーパーカブが売れるかどうかは、最初は周りの人間は意外と否定的でした。
ミニカーファン:
そうなんですか? 根強い人気のあるモデルだと認識していますが。
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エブロ 木谷真人社長:
そうですね。結果的には成功だったと思います。その後、たまたまモンキーZ50Mのボロボロの中古をみつけてきまして。
ミニカーファン:
実車ですか?
エブロ 木谷真人社長:
そうです。それで、友だちとレストアして、その時にバラしながらいろいろと写真を撮っていったら、「これ模型にしようよ」という話になって、そもそもモンキーをモデル化しようという話はあったのですが、Z50Mとは思っていかなった。もう少し新しいモデルを考えていました。
ミニカーファン:
それがキッカケだったのですね。
エブロ 木谷真人社長:
「やっぱりモンキーの原点ってこれだなぁ」と思いまして。
ミニカーファン:
今後、バイクのモデルはどのように展開されていくのでしょうか?
エブロ 木谷真人社長:
そうですね、バイクの難しさは今回のようにバラしてみないとわからない。クルマはボディのカタチが命ですから、それは外から見られるわけです。努力すればどこかにある可能性はある。しかし、バイクとなるとフレームとエンジンの陰に隠れた部分というのは見えない。そんな見えない部分というのがたくさんあるので、非常に難しい。現在も新しいモデルを進めていますが、結局はエンジンを下ろして、バラして。
ミニカーファン:
実車ですよね!?
エブロ 木谷真人社長:
ええ、そうしないとわからないのですよ。フレームがオフセットしているとか、そういった細かな部分まで再現したいじゃないですか。それが、われわれがバイクを作るうえでの基本と思っています。ということは、当然ながらレーシングバイクはできない。まさか、ホンダに行って「バラしてください」とは言えないです(笑)
ミニカーファン:
ということは、バイクのラインナップは今後も現在の路線で登場するということですか?
エブロ 木谷真人社長:
そうですね。できればホンダのバイクは最初から全部作りたいと思っています。それだけ、ホンダの歴史には興味があるし、模型の世界でその歴史を再現できたらと考えています。
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ミニカーファン:
では、クルマのラインナップは?
エブロ 木谷真人社長:
クルマはいままで以上に力を入れていきつつ、新しい流れとしてバイクを進めていくということです。
ミニカーファン:
スーパーGTなども今後さらに拡大していくのでしょうか?
エブロ 木谷真人社長:
もちろんです。スーパーGTは、エクスクルーシヴを頂いておりますので義務感もあります。それと、お客さんがこれだけ集めていただいているので、それは大事にしたい。今年も早くいいモデルを出したいですね。
ミニカーファン:
なるほど。では、これまでのお話以外に2007年はどのような“新しいこと”をお考えなのでしょうか?
エブロ 木谷真人社長:
自分がグループCカーを好きだったということもあり、Cカーを作りたいという気持ちはあります。例えばポルシェ956に関しましては、実体験としてチームに加わってクルマに触ったこともありましたので。
ミニカーファン:
それはスゴイ!
エブロ 木谷真人社長:
WECで日本に来たチームに、(以前に勤めていた)タミヤがスポンサードしていまして、ステッカーを貼るときなど「人が足らないから来てほしい」と言われて、ボディ磨きもしました。
ミニカーファン:
いまとなっては、とても貴重な体験をされているのですね。
エブロ 木谷真人社長:
クラッシュしてリアカウルを交換したときなど、新品を装着したら高さがあわなくて、それをその場で削らされて(笑)。いまでは笑い話ですね。
ミニカーファン:
思い入れも強いわけですね。
エブロ 木谷真人社長:
強いですね。それと、トラストの最初の956がノバに到着したときは、ノバからお電話をいただき、深夜でしたが見にいった思い出もあります。そんな大事な思い出から「トラストのポルシェを作りたい」となり、「じゃあ956だ!」ということで、現在956は進行中です。956ならばいろいろ車種も作ることができますしね。
ミニカーファン:
現在のミニカー業界では、956はすでに人気の高いモデルではあります。
エブロ 木谷真人社長:
確かに956はいいモデルがありますが、僕からするとちょっと違っている印象なのです。実体験を活かしたモデルにしたいと考えています。なおかつ、最近ヨーロッパのイベントで956を見る機会がありましたので、写真をたくさん撮りためていて、資料として反映させていきたいと思っています。ひとつひとつ違うので大変です。
ミニカーファン:
そういう意味では、御社が作る956を非常に楽しみにしているユーザーも多いのではないでしょうか?
エブロ 木谷真人社長:
おもしろいと思いますよ。他とは違う箇所も出てくるかもしれません。今回はエンジンルームも再現しようと思っています。956のレイアウトは、黙っていても絵が描けるくらいですから。やっぱり思い入れが深いのだなぁ、と再認識しています。
ミニカーファン:
では、レーシングカー以外に考えていらっしゃる車種はありますか?
エブロ 木谷真人社長:
マツダのT2000という3輪トラック、それに続いてダイハツの3輪トラックも出しますが、いまトラックがおもしろい! 商用車をもっとやりたいと思っています。
ミニカーファン:
業界全体でも、商用車が広がりつつあるように思います。
エブロ 木谷真人社長:
そうですね、ユーザーの皆さんも広い目で見てくれるようになってきているのかもしれません。ちなみにその次はバスを製作しているのですが、1/43でドアがギュッと開いたり、つり革が揺れたりするモデルを考えています。楽しみながらやっていますよ。
ミニカーファン:
ユーザーが楽しみにしているモデルで、930ターボがあると思います。
エブロ 木谷真人社長:
930ターボはもう少し待ってください。納得のいくものを提供したいので、もう少し時間をください。
ミニカーファン:
最後にエブロ・ユーザーに向けてひと言お願いします。
エブロ 木谷真人社長:
現在、エブロからだけでも毎月約10車種ほど発売していますが、これらを全部集めようとするのではなく、本当に自分が集めたいと思うモデルを購入していただけたらと思います。選ぶ目をもって、自分の心にあうモデルを集めてもらえたらと思います。
ミニカーファン:
本日はありがとうございました。
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日本車を柱としたラインナップに加え、今後は精力的にバイク、特に本だにこだわって展開するとのこと。また日本車以外でも、登場が待たれる930ターボから、さらにはグループCのポルシェ956なども予告されている |
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