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趣味side/沖縄で遊びたい、暮らしたい

Vol.054/沖縄のルーツを巡る旅【聖地・神拝み・東御廻い・御嶽】

四国における八十八ヵ所巡りのように、沖縄にも聖地を巡る習慣があります。「神拝み」と呼ばれるその習慣は、門中(同じ先祖をもつ父系の血縁集団)ごとに沖縄を創生したアマミキヨゆかりの地を巡拝する、というもの。先祖の墓や生活した場所、井戸、泉、御嶽(うたき)、城跡をはじめとする先祖が拝んだ場所を拝み、聖なる泉の水を額につけてお清めをする「お水撫で」(ウビナディー)をしたり、その水を持ち帰って仏壇などにお供えしたりします。

神拝みで巡る聖地は門中や地域ごとに異なりますが、そのなかでも今回はすべての門中が行うものとされている「東御廻い(あがりうまーい)」をご紹介しましょう。

琉球国王も訪れた聖地

神拝みのひとつである「東御廻い」とは、首里城よりも東方(あがりかく)の南城市知念や玉城にある14の聖地を巡って、五穀の神を祀り、祖先神を敬って感謝する儀礼のこと。知念村と玉城村は、沖縄開びゃくの祖先といわれるアマミキヨが降臨して住み着いたと伝えられており、そのなかでも御嶽や城跡、墳墓、泉水、森が聖地として定められています。 趣味side/沖縄で遊びたい、暮らしたい

東御廻いの巡礼コースは、琉球国王が聞得大君(琉球王国時代最高の神職)を伴って行った2度の祭祀で巡拝した地を基本に設定されています。1・園比屋武(そのひゃん)御嶽、2・御殿山(うどぅんやま)、3・親川(えーがー)、4・場天御嶽、5・佐敷グスク、6・テダ御川(うっかー)、7・斎場御嶽(せーふぁうたき)、8・知念グスク、9・知念大川(うっかー)、10・受水(うきんじゅ)・走水(はいんじゅ)11、ヤハラヅカサ、12・浜川(はまがー)御嶽、13・ミントングスク、14・玉城(たまぐすく)グスクの順に巡るというわけです。そのほとんどが国や県の文化財に指定され、「園比屋武御嶽」(写真左)と「斎場御嶽」(写真右)の2つは世界遺産に登録されています。

昔の人々は、首里の園比屋武御嶽から14番目の玉城グスクまでの距離を、数日間かけて徒歩で巡礼していました。現代ではバスや車を利用しながら、旧暦の8月から10月ごろに行われています。なお、これらの聖地は誰でも訪れることもできますが、訪れる際には「沖縄の人々が大切に守り、受け継いできた場所」であるという配慮を忘れずに!

趣味side/沖縄で遊びたい、暮らしたい

沖縄戦でその多くが焼失してしまった沖縄の住宅は、戦後の復興に際してさまざまな建材が使用されるようになり、その様式も多様になっていきました。ここでは新しい沖縄住宅に多く取り入れられている2つの様式をご紹介します。
不幸や不運が重なったとき、拝みを怠ったために神や先祖が怒っているのだと考えるのが沖縄の人々です。沖縄では信仰が生活の一部として、現在でも暮らしと密接に関わっているのです。

以前の記事「沖縄が神秘的なワケは信仰心にアリ!?」では、理想郷であるニライカナイの信仰についてご紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。


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