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趣味side/沖縄で遊びたい、暮らしたい

Vol.053/沖縄住宅はココが違う【赤瓦・シーサー・石敢當・ヒンプン】

場所が変われば気候が変わり、気候が変わればもちろん住宅だって変わるもの。亜熱帯に属する沖縄の住宅は、台風や暑さ対策に特化しており、他府県では見られないさまざまな特徴があります。そこで今回は、沖縄の住宅ならではの独特の様式をご紹介します。

"沖縄らしい"家といえば! 赤瓦&シーサー

最初にご紹介するのは赤瓦とシーサー。沖縄の家を象徴する2つです。

○赤瓦
女瓦と男瓦を組み合わせて構成される赤瓦は、明治中期ごろに一般家庭に普及し始めました。県外の瓦と違うところは、瓦のジョイント部分をしっくいで固定すること。これにより、沖縄の激しい台風にも飛ばされにくくなっています。夏に涼しく冬に暖かいという特性を生かし、断熱材として使用されることもあります。

○シーサー
シーサーは、台風や火事などの災害から家を守ってくれる守り神。もともとは城門や集落の入口に飾られていました。そのシーサーが屋根の上に置かれるようになったのは、赤瓦が普及し始め、瓦職人が余ったしっくいを使って守り神とされる獅子を作ってからなんだとか。次第に、「この瓦は自分が手掛けたものだ」という職人のサイン的な要素も含まれていったようです。

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忘れちゃいけない! 「魔よけ」の様式

趣味side/沖縄で遊びたい、暮らしたい 沖縄の住宅には、魔よけとして置かれているものがたくさんあります。そのなかでも、沖縄の道を歩いていると一度は出会う石敢當(いしがんとう)と、広い敷地をもつ家に多く見られるヒンプンをご紹介します。

○石敢當(写真上)
道の突き当たりやT字路に面した柱や壁につけられている石碑や石標のこと。コンクリートなどで作られているものもあります。まっすぐにしか走れない魔物が家屋に侵入してくるのを跳ね返すといった意味合いがあり、角地に家を建てるときにつけるのは沖縄では常識となっています。

○ヒンプン(写真下)
中国語の屏風(ビンフォン)に由来するといわれる「ヒンプン」とは、家の門を入った正面に、目隠しの役割として立てられた壁のこと。門扉のない沖縄住宅には必要な存在で、魔物を入口で跳ね返すといった魔よけの意味もあります。

新・沖縄住宅に見られる傾向

沖縄戦でその多くが焼失してしまった沖縄の住宅は、戦後の復興に際してさまざまな建材が使用されるようになり、その様式も多様になっていきました。ここでは新しい沖縄住宅に多く取り入れられている2つの様式をご紹介します。

○花ブロック(写真上)
壁などに使われており見た目にも美しい花ブロックは、穴の開いたコンクリート製のブロック。米軍基地の建物に使われているブロックを参考に、プライバシーを守り、また日ざしを遮るために作られました。風通しがいいのでさびないほか、重いので台風にも強く、沖縄の気候に最適です。

○ピロティ(写真下)
ピロティとは、1階が柱のみで住宅部が2階にある造りのこと。空いている1階のスペースは、車社会の沖縄にとって必要不可欠な駐車場として使われています。地震が少ない沖縄ならではの構造です。

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ほかにも、沖縄の家には派手で鮮やかな色で塗られたものが多かったり、水タンクがつけられていたり、とさまざまな特徴があります。そんなところに目を向けながら歩いてみると、また違った沖縄の顔が見えてくるかもしれません。


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