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Vol.047/沖縄そばのディープな世界Part.1【由来・スープ・しょう油】
沖縄そば
は、いわば沖縄のソウルフード。その深い味わいにすっかり虜になっている人も多いことでしょう。そんなアナタのために、今回は沖縄そばの豆知識をご紹介します!
「そば」じゃないのに「沖縄そば」!?
沖縄では「そば(すば)」と呼ばれているものの、本土でいう「そば」とはまったく違う沖縄そば。じつは約30年前に、沖縄そばを「そば」と呼べなくなる危機があったのです。
それは沖縄本土復帰から4年後の1976(昭和51)年、公正取引委員会から入った「沖縄そば」の名称使用に関するクレームから始まりました。全国生麺類公正取引規約には「そばの名称は、そば粉が30%以上混入されていること」とあり、まったくそば粉が入っていない沖縄そばはその規約に反する、というのがその根拠です。しかし「沖縄そば」は長年親しまれてきた名称。
そこで当時の沖縄県生麺協同組合理事長が、県内の公正取引室と何度も交渉を重ねましたが、なかなか折り合いがつきません。とうとう理事長は東京を訪れて全国生麺協同組合連合会の会長を説得、ともに東京本庁に直談判します。そして諦めずに交渉を重ねた結果、1978(昭和53)年にやっと「本場沖縄そば」の名称使用の許可が下りたのです。
沖縄県生麺協同組合は、許可が下りた10月17日を「沖縄そばの日」と制定。先人たちの苦労に敬意を表して、この日には現在でも沖縄そばに関するさまざまなイベントが行われています。
白いしょう油で白スープ!?
続いてご紹介するのはスープに関する豆知識。現在は白が主流のスープ、昔は黒かったって知っていましたか?
大正時代まで、沖縄そばのスープは豚ダシにカツオ節と塩、そして大量のしょう油から作られていたため、スープの色はかなり黒みがかっていました。しかし大正13年の1924年、「ゆたか屋」という店が白いスープを発表し、それが好評を博して大繁盛します。この白いスープは、いままでのものより使用するしょう油の量を減らして塩を利かせただけのものだったのですが、ゆたか屋の店主が周囲に「うちは白いしょう油を使っている」と言いふらしたため、同業者は大騒ぎに。白いしょう油を求めて県内各地、人によっては大阪や東京まで買いつけに出かけたそうです。製法の謎が解けるまで他店を大きく引き離す繁盛を続けたゆたか屋のスープは、現在の沖縄スープの主流となっています。
いかがでしたか? 沖縄そばにまつわるディープな豆知識はまだまだあります。次回のPart.2もお楽しみに!
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