単なるスポーツ用品の枠を超え、アメカジファッションに欠かせないアイテムとなったスニーカー。しかし、信頼のおける高い機能性があるからこそ、本物志向の人たちにも選ばれているのだといえます。今回はあえて、本来の機能別に銘品スニーカーをご紹介していきます。
今から約90年前、1917年にバスケットボール専用のシューズとして誕生したキャンバス・オールスターは、スニーカーを語るうえで欠かせない一足です。足首を覆って保護するハイカットは、当時とても斬新でしたが、デザインや機能性はいまとほとんど変わらなかったといいます。そこからも、初期の時点ですばらしい完成度を誇っていたことがうかがえます。 当時バスケットボールのスタープレイヤーだったチャック・テイラーは、現役のときだけでなく引退後もこのモデルの普及や改良に携わり、アドバイザー役を務めていました。その功績を賞して、現在もアンクル・パッチには彼の名前が刻まれています。 ファッションアイテムとしては、'70年代にストリートへ進出。カリフォルニアを中心にサーファーやスケーターたちからも人気のアイテムとなりました。
ニューバランスがマサチューセッツで生まれたのは、いまから100年以上前の1906年。当初は整形外科医の矯正靴や、偏平足を治すアーチサポートインソールの製造メーカーでした。その高い技術力を生かして'60年代にカスタムメイドのジョギングシューズの製作に着手したといいます。 そのニューバランスが、アメリカのランナーたちに愛されていた雑誌「ランナーズワールド」にて最高評価である五つ星を得たのが、ランニングシューズの看板モデルである320。いまでも採用されているインステップレーシングの設計コンセプトを具現化した画期的なモデルです。この年代ならではのソールの薄さも、美しいシルエットを演出しています。
スケーターシューズとしてあまりにも有名なヴァンズは、1966年にカリフォルニア州で誕生しました。特にスケートボード用として開発されたSK8-HIは、アンクル部分のパットを厚めにしてプロテクション機能を強化し、トゥ部分にスエードを多用することで、技のショックにも耐えうる構造となっています。 今年は発売から30周年のアニバーサリーということもあり、新色や復刻カラーなどが続々と発表される予定です。なかなか復刻されなかったブラック×チャコールは待望のリリース(写真左)。得意のチェッカーフラッグプリントには、ブラック×ゴールドの新色が登場です(写真中)。ホワイトのモデル(写真右)は、カジュアルなイメージの強いハイトップに、スマートな印象を与えるレザーが効果的に使われています。