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趣味side/アメカジの神髄に迫る

Vol.047/ワークウエアブランドの系譜 後編【ビッグマック・ヘッドライト】

前回の記事では、19世紀後半に誕生したワークウエアブランドを紹介しました。西部開拓事業や鉄道の発達などで作業服の需要がさらに高まった1920〜1940年代は、ワークウエアの黄金期といわれています。
今回はそんな時代に生まれたワークブランドを紹介しましょう。

ワークウエア黄金期に生まれた無骨なブランド

1900年代はじめに創業したアメリカ最大規模の百貨店に、「J.C.Penney(J.C.ペニー)」がありますが、写真左は'20年代に自社生産のブランドとして立ち上げた「BIG MAC(ビッグマック)」の'60年代オーバーオール。永年愛されているワークスタンダードアイテムです。

そして写真中は、'30年代に同じくJ.C.ペニー社から分かれたブランド「PAY-DAY(ペイデイ)」の'50年代カバーオール。ブランドネームは「給料日」の意味を持ちます。赤タグは、旧いアイテムの証!

最後は、1920年代に誕生した「HEADLIGHT(ヘッドライト)」の'50年代エンジニアジャケット。鉄道員向けのワークウエアを展開していたこともあり、フラッシャーやタグには機関車のヘッドライトがデザインされています。“もし洗って縮んだら新しいのと交換します”と謳って、革新的なサンフォライズド加工(あらかじめ生地を縮めて防縮性を与える加工)をアピールしたのもヘッドライト。'60年代にはカーハート社に吸収されてしまいますが現在もコレクターの間では人気があり、東洋エンタープライズから実名復刻モデルがリリースされました。

Vol.047/ワークウエアブランドの系譜 後編【ビッグマック・ヘッドライト】  

激レアブランドのデニムが蘇る!?

Vol.047/ワークウエアブランドの系譜 後編【ビッグマック・ヘッドライト】

1893年にシカゴで創業したシアーズローバック社が持つブランドのひとつに、「STRONG RELIABLE(ストロングリライアブル)」があります。極端に生産が少なかったため、ヴィンテージ市場でもめったにお目にかかれない貴重種。その幻のワークウエアが、東洋エンタープライズによって実名復刻! さっそくそのディテールを見ていきましょう。

まずは正方形のタグに記されたブランドロゴ(写真左)もさることながら、ワークウエアの証である3本針のサイドシームが特徴です(写真中)。コインポケットが大きく、位置が高いのも魅力的。当時では珍しいスナップボタンが採用されていて、ロゴもしっかり刻印されています(写真右)。

Vol.047/ワークウエアブランドの系譜 後編【ビッグマック・ヘッドライト】  

100年以上の歴史を持つワークウエアブランドがこうして復刻されているのをみると、時代の移り変わりとともにワークウエアのもつ意味合いが変化しているのがわかります。2回にわたりワークウエアブランドの歴史をたどってきましたが、楽しんでいただけましたか?
次回はL.A.のフリマを紹介します。お楽しみに!

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