「ユニオンスペシャル社」はイギリスで創設され、シカゴで大きく成長した企業です。今ではヴィンテージ・デニムといわれる昔ながらのデニムは、その多くがこのユニオンスペシャルのミシンを使って縫製されていました。現代のミシンは1台で何通りもの縫い方ができますが、当時は1つの工程に対して、その工程専用のミシンを使うのが一般的。そのため1つの技術に優れた、いわばプロフェッショナルなスペックをもつミシンが数多く作られたのです。
たとえば写真左は「43200G」という機種で、同社の資料によると、「裾引用二重環用」とのこと。写真右は「U.S.CLASS 6900H」で、2本針、3本糸、環糸タイプ。用途は「ズボンのベルト通しの紐縫いに適す」です。工程ごとに使うミシンが分かれているということの意味がよくわかります。 |