趣味side/アメカジの神髄に迫る

Vol.032/ストーリーのある服を着よう 後編【独創的なワークシャツ】

前回の記事では、LAにあるヴィンテージショップ「ミスターフリーダム」と「シュガーケーン」によるコラボシリーズ「NAVAL CLOTHING TAILOR」を紹介しました。新しいシリーズを立ち上げるにあたって細かなバックストーリーを設定した点が非常に魅力的です。
今回は引き続き、同シリーズのワークシャツを紹介。こちらも負けず劣らず、ユニークな仕上がりです。

フランスとイギリスのディテールをミックスしたシャツ

Vol.032/ストーリーのある服を着よう 後編【独創的なワークシャツ】 今回最初の一着は、1900年代のフランスの作業着に使われていた素材を用いたご覧のワークシャツです。'30〜'40年代のワークシャツをベースに、デザイナーであるクリストフ・ルアンロ氏がアレンジを加えました。タックインしてもウエスト周りにたるみが出ないシルエットは、旧イギリス軍のウエアからアイディアを得て作られたもの。形状や生地使いに特徴があるポケット(写真下-左)、チンストラップを採用した台襟(写真下-中)、二重に補強された袖(写真下-右)と、こちらもテーラーが作ったウエアというだけあって細かな工夫が施されています。

Vol.032/ストーリーのある服を着よう 後編【独創的なワークシャツ】

CPOシャツをアレンジしたデニムワークシャツ

Vol.032/ストーリーのある服を着よう 後編【独創的なワークシャツ】 続いては、'20年代製CPOシャツをベースにクリストフ氏がアレンジを加えたデニムワークシャツ。生地にはシュガーケーンオリジナルの6オンスデニム、台襟、前立て裏、脇下と裾のガゼットにはインディゴポプリンを採用しています。こちらも例のテーラーが作ったという設定で、2つ山のバックヨーク(写真下-左)は、やはり1本針ミシンで縫製。ミリタリーを強調するためフロントカフスにオックスブラックの13mmスナップボタンをセレクトしているほか(写真下-中)、ドレスシャツさながらの細かいミシンピッチ(写真下-右)も印象的。Tシャツの上にさらっと羽織れる一着として、依頼した主人公も満足できたのではないでしょうか。

Vol.032/ストーリーのある服を着よう 後編【独創的なワークシャツ】


ヴィンテージに対する見識の高さ、商品ラインナップの質では他の追随を一切許さない「ミスターフリーダム」と「シュガーケーン」によるコラボ。そして、細部まで綿密に練られた背景。アメカジファンなら誰もが、このような“語れるウエア”を選びたいものです。
豊かなストーリーに彩られた「NAVAL CLOTHING TAILOR」の服を、この春は身に着けてみてはいかがでしょう。


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