鋳造されたボディは切断機などでバリ(金型に材料を流し込む際にできるパーツの不要部分)を切り取った後、成型・研磨工程へ送られます。まず研磨職人が、バリの取り残しや端部の凹凸などを丁寧に修正。ボディ表面にできた折れ線や、パーティングラインと呼ばれる鋳造時の金型と金型の接合部分にできる出っ張りは、研磨機を使って滑らかに仕上げられます。
このときに見られるパーツ別の専属研磨職人の正確でスピーディな動きは、まさに職人技。どんなに精密に金型が作られていても、ここで削り過ぎたり修正が足りないと、モデルはまったく別物になってしまう可能性があるためです。ちなみに写真下はボンネット先端を研磨する前と、した後。まったくクルマの表情が全く違うことに驚かされます。この作業は、クルマのフォルムを決定づける非常に重要な作業工程といえるでしょう。 |