戦後すぐに「イッタラ」のデザイナーとなった、カイ・フランク。彼は陶器メーカーである「アラビア」のディレクターに就任した1950年に、ガラスメーカーである「ヌータヤルヴィ」社のアートディレクターにも就任しています。
カイ・フランクの作品は繊細なデザインのものがほとんどですが、ガラスウエアでは芸術性の高い作品も多く残しています。その代表作が、ヌータヤルヴィ社から発表された「サルガッソ」シリーズ。サルガッソとは大西洋上にある海の名前で、荒い気泡をデザインに活かしているのが特徴です。力強さと生命力を感じさせるサルガッソは、まるでオブジェのような佇まい。カイ・フランクが後年に手がけた実験的な作品の系譜に連なるこのシリーズからは、彼のデザインの奥深さが感じられます。
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