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趣味side/北欧デザインと共に暮らす

Vol.055/北欧に暮らす人々Part.3【リフォーム・古民家・コペンハーゲン】

「セルフビルドで家をリフォームする」と聞くと、日本で暮らす私たちにはハードルが高いように感じます。しかし、北欧では家やインテリアに自ら手を加え、自分好みにアレンジするのは当たり前のこと。市販で気に入った家具がなければ、自分で作ってしまうという強者も存在します。今回は、コペンハーゲンで築135年の古民家をリフォームして暮らしている3人家族をご紹介します。

築135年の古民家に住む3人家族

コペンハーゲンの郊外にあるホーシュホルムは、ゆるやかな丘陵地帯に広がる住宅街。デザイン雑貨を扱う会社に勤めるソーレン・ジャンホルト氏は、ここにある築135年の古民家に家族と3人で住んでいます。

子どもが生まれたことをきっかけに家を探していたソーレン氏は、住宅雑誌で今の家を見つけて一目惚れ。値段が折り合わず諦めかけていましたが、インターネットで価格が下がっているのを見つけて即決したといいます。

とはいえ、家の築年数は135年。前の住民が住みやすく手を加えていたものの、リフォームをしなければ住むことは難しい状態でした。そこでソーレン氏は、自分でリフォームすることを決意。壁を白いペンキで塗り替え、開口部を増やして光を取り込む場所を増やしました。こうして伝統ある家の趣はそのままに、家中を明るい空間に変貌させたのです。

北欧デザインと共に暮らす

古式ゆかしい茅葺き屋根の家

北欧デザインと共に暮らす ソーレン氏がリフォームした家の屋根には、茅葺きが使われています。屋根に断熱材は入っていないものの、夏は涼しく、冬は暖かいとのこと。ソーレン氏は「もともと古いものが好きなんですよ。この茅葺き屋根は最高です」と、とても気に入っている様子。

ちなみに茅葺きは、20年から30年くらい持つといいます。緑豊かなホーシュホルムの街並みに、茅葺き屋根が自然となじんでいるのが印象的です。

クラシックな雰囲気が漂うダイニングルーム

こちらはキッチンの横にあるダイニングルーム。昔のヨーロッパの雰囲気が漂うクラシックな空間になっています。家を購入したとき、ここは薄暗くて居心地のあまりよくない部屋だったといいます。そこでソーレン氏は窓を設け、外光が入るようにリフォーム。一見しただけでは、とても築135年の家とは思えない、明るくてきれいなダイニングルームが完成しました。

北欧デザインと共に暮らす

赤ちゃんにも自分の部屋がある

北欧デザインと共に暮らす 2階には子ども部屋があります。ソーレン氏のお子さんは生まれてまだ1か月ですが、家具やおもちゃの準備は万端。驚いたことに、赤ちゃんは自分の部屋でひとりで寝るといいます。日本ではほとんどないことですが、北欧ではこのようなことはわりと一般的。小さなころから一人で寝るクセをつけておけば、大きくなってから手がかからないのだそうです。

北欧の暮らしは、あきらかに日本とは異なるもの。ゆったりとした土地の使い方や緑に囲まれた環境など、住宅をめぐる条件は北欧のほうが恵まれています。しかし、北欧の人々の暮らしが魅力的に見える理由はそれだけではありません。決して流行に流されず、自分のスタイルをもって暮らしているからこそ、豊かな生活を送ることができるのです。


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