33歳にしてデザイン界のノーベル賞と呼ばれる「ルニン賞」を受賞しているナンナ・ディッツェル。彼女の非凡さは、優れた観察力にあるといえるでしょう。「常に注意深く周囲を観察し、心に残るものを時間をかけて熟成させ、目的と条件の下に組み立てる」というナンナの言葉は、彼女のデザイン哲学をよく表しています。
代表作である「ベンチ・フォア・ツー」では、その力が遺憾なく発揮されています。鮮やかなカラーが印象的なこの作品のモチーフとなっているのは、蝶がたゆたう姿。その美しさを表現するため、ナンナは長年にわたって蝶を観察し、この流麗なデザインを生み出したといいます。見るものを惹きつけるベンチ・フォア・ツーは、彼女のデザインを象徴する作品といえるでしょう。
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