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趣味side/北欧デザインと共に暮らす

Vol.049/憧れのSASロイヤルホテル606号室【ヤコブセン・コペンハーゲン】

デンマークを代表するデザイナー、アルネ・ヤコブセンが設計したことで有名な「ラディソンSASロイヤルホテル」。1960年にコペンハーゲン市内に完成したこのホテルは、インテリアや調度品、テキスタイルに至るまで、すべてヤコブセンによってデザインされています。なかでも606号室は、オープン当時のままの姿を残すヤコブセン・ファン憧れの部屋。今回は、ホテルの概要と606号室についてご紹介します。

まるで宙に浮いているかのような外観

コペンハーゲン市街のほぼ中心に位置するSASロイヤルホテル。ガラスと鉄とコンクリートで造られたこのホテルは、高層部と低層部の2つに分かれています。それぞれの基部が目立たないように設計されている外観は、まるで宙に浮いているかのような佇まい。昔ながらの石造りの建造物が多いコペンハーゲンでは、ひときわ異彩を放つ存在となっています。

いまでは名建築と誉れ高いSASロイヤルホテルですが、'60年のオープン当初は「コペンハーゲンでもっとも醜い建物」と呼ばれていました。近未来的で軽やかなフォルムを好んだヤコブセンの建築は、時代の先を行き過ぎていたのかもしれません。

北欧デザインと共に暮らす

ロビーで名作椅子に腰掛ける

北欧デザインと共に暮らす ロビーに入ると広々としたエントランスがあり、さっそくヤコブセンの代表作「スワンチェア」と、「エッグチェア」が出迎えてくれます。これら2つの椅子は、もともとこのホテルのために作られた作品。黒い革張りのエッグチェアに座れば、煩雑なロビーにいても自分の空間を確保することができます。これらの作品はロビーだけでなく客室にも置かれているので、滞在中はいつでもこの名作に腰掛けることができるのです。

オープン当時の姿をそのまま残す「Room 606」

SASロイヤルホテルの中で唯一当時のままの内装を保っているのが、606号室。ここはヤコブセンファンにとって、聖地のような場所だといえるでしょう。部屋は穏やかなブルーグリーンで統一されていて、中央にはエッグチェアとスワンチェアが置かれています。広さはジュニアスイートレベルで、ゆったりとした落ち着きのある雰囲気。華麗で豪華なつくりではありませんが、随所に細かい配慮がなされています。たとえば広さを感じさせる工夫がそのひとつ。壁の全面につけられた広い窓は開放感を与えてくれますし、部屋には視線をさえぎるものがないので、見た目以上に広々とした空間を楽しむことができます。シンプルながら宿泊者に配慮された設計だからこそ、606号室はいまでも多くの人々に愛されているのです。

北欧デザインと共に暮らす

606号室は人気の高い部屋で、年中予約が絶えません。運よく606号室に予約が入っていなければ、部屋を見学させてもらえます。このサービスはホテルの利用者に限られますが、スタッフの丁寧な説明を受けながら見学できるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

○Radisson SAS Royal Hotel(ラディソンSASロイヤルホテル)
住所:Hammerichsgade 1 DK-1611 Copenhagen V
Tel:+45-33-42-60-00
URL:http://www.royal.copenhagen.radissonsas.com

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