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Vol.042/北欧に暮らす人々Part.1【ライフスタイル・デンマーク】
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北欧に暮らす人々の生活は、私たちにとって参考にしたいものばかり。インテリアの選び方はもちろん、そのライフスタイルは人間らしい暮らし方のヒントであふれています。今回は、デンマークのオーデンセで暮らしている3人家族をご紹介。渋滞も人ごみもない、ゆったりとした空気が流れるオーデンセの生活からは、北欧に暮らす人々の心の豊かさがうかがえます。
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デンマークのオーデンセで暮らすクラエス・ベック・ポールセン氏は、ファッション誌などの撮影を手がけるカメラマン。元ファッションデザイナーの夫人と、9歳になる一人娘の3人で暮らしています。オーデンセは中規模な地方都市のひとつで、デンマークの真ん中に位置するフュン島の中心部にある街です。住まいにオーデンセを選んだ理由は、人ごみがなく過ごしやすいこと、デンマークのどこへ行くにも便利だということに加え、娘のことを考えたからだといいます。クラエス氏いわく「仕事だけを考えればコペンハーゲンが便利だろうけど、家族と過ごす環境が悪くなる。娘の教育環境も気になるしね。そういう意味でもオーデンセはいい街だと思うよ」。田舎すぎず都会すぎないオーデンセは、一家にとって “ちょうどいい街”なのです。
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「ブランドやデザイナーで家具は選ばない」
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一家が暮らすのは築300年以上の古い建物の2階。室内の壁は真っ白に塗られているので、古さを感じさせません。天井や壁の色を塗り替えたり照明を追加したりするのは、デンマークでは当たり前の感覚。自分たちの好みに合わせて家に手を入れていくのです。
また、家具の選び方も自分たちがいいと思ったものだけ選ぶというスタイル。クラエス氏は「ブランドやデザイナーで家具を選ぶことはないよ。新品もあれば中古もある。オークションで見つけて買うこともあるけれど、旅先で見つけた家具や食器も多いかな」と、国籍にはまったくこだわっていない様子。実際、家の中にはデンマークを代表する世界的なデザイナー、アルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」や、ポール・M・ヴォルターがデザインした「コロナチェア」が置かれている一方で、東南アジアの小物やアフリカで見つけたカーペットも使われています。それらが不思議と違和感なく並んでいるのは、選ぶ基準が「自分たちの好み」という、はっきりとしたものだからなのでしょう。
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好きなものに囲まれた生活
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注目すべきはリビングだけではありません。娘の部屋(写真上)は白を基調にすっきりとした家具をそろえていて、そこにかわいらしいクッションが置かれています。また、広々としたダイニングキッチン(写真下)にある棚は板を渡した簡単なもので、無造作に置かれているのは自分たち好みの食器類。どちらもシンプルななかに、北欧らしさを感じさせます。
クラエス氏は「いい環境は心をマッサージするようなもの」だと言います。混雑していないカフェやレストランが近くにあり、気に入ったものに囲まれた快適な家に住むことは、彼らにとってとても大切なことなのです。そこには「仕事も、家族と過ごす時間も大切にしたい」という想いが込められています。日本にはない北欧の豊かさは、このような生活を取り巻く環境と、時間を大切にする彼らの考え方から生まれているのでしょう。「家族にとって何が大切なのか」を考え、クラエス一家はそれを当たり前のように実践しているのです。
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Part.2ではデンマークの別荘「サマーハウス」に住む人々を紹介します。
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