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趣味side/北欧デザインと共に暮らす

Vol.023/スツールの銘品「STOOL E60」【アアルトが生んだ奇跡の曲線】

ただ単に座るということを追求すればカタチはスツールにたどり着きます。これ異常ないシンプルな形状であるがゆえに、完成されたデザインに出会ったときの喜びはひとしお。気軽に積み重ねたり、持ち運ぶことができる便利な椅子です。買い足しながら使える道具、それがスツールのいちばんの魅力です。

北欧デザインと共に暮らす スツールといえばやっぱり「アルヴァ・アアルト」

シンプル・イズ・ベストという表現がまさにピッタリくるのがアアルトのスツールシリーズ。写真左の「STOOL E60」シリーズはアアルトの代表的な作品で、フィンランドのウィープリ市立図書館のためにつくった4本脚のシンプルなデザインが魅力です。バーチ材(白樺)をL字型に曲げた美しい曲線をもつ脚はアアルトならでは(写真右)。特許を取得したL字型の脚を持ったスツールは、不朽の名作ともいえる作品です。カラーバリエーションも豊富なので思わず色違いでそろえたくなります。場所をとらずに重ねて収納でき、スタッキングスツールとしての機能もバツグンです。


新たな技法から生まれたスツール

スツールには上記のL字型をした脚をもつスツールのほかに、シンプルな「L脚」を基本に2本を接合させた「Yレッグシリーズ」、さらに多数の脚を扇型に組み合わせた「Xレッグシリーズ」などがあります。この2シリーズに用いられているのが、「アアルト・レッグ」と呼ばれている緩やかな曲線を描くための世界で唯一の技法です。この技法で生まれた椅子は、つい見とれてしまう見事な造形美。それまでの蒸して曲げる技法に比べて強度があり、狂いが少なく、テーブルの脚など大型材にも適用できます。

北欧デザインと共に暮らす

○STOOL Y61(写真左)
座面にウェイビングテープを使ったスツール。弾力のある座面はお尻にフィットするので、長時間座っていても疲れません。足が細いのでとても軽量ですが、しっかりとした申し分ないつくりに仕上がっています。

○STOOL X600/X601(写真右)
使い込むほどに味が出る革張りの座面は手触りも座り心地も最高です。最大の特徴である扇形をした足の付け根は「ファン・レッグ」と呼ばれ、曲げ木で作られた「アアルト・レッグ」を細く形成したものを合わせてできています(写真中央)。別名「Xレッグ」とも呼ばれる脚の付け根は、曲げ木を5本合わせてつくられています。

座り心地とコンパクトさを兼ね備えたアアルトのスツールは場所をとらないので、ちょっとした隙間に収納したり、重ねたりできる優れものです。さらに座面のデザインによって雰囲気が変わるので、飾ってよし、使ってよしと、ぜひひとつ持っていたいオススメのアイテムです。

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