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趣味side/北欧デザインと共に暮らす

Vol.002/もっと知りたい、アルネ・ヤコブセン(作品は椅子だけじゃない)

北欧のインテリアに興味がある、という人なら一度はアルネ・ヤコブセンの名前を聞いたことがあるでしょう。20世紀を代表するデンマークの建築家アルネ・ヤコブセンは、ジャンルを問わず数々の名作を生み出したことで知られています。

アルネ・ヤコブセンはデンマークのコペンハーゲンで生まれ、1922年から1925年まで王立芸術アカデミーで学んだ後、建築家としての活動を開始します。いまでこそ家具デザイナーとしてのイメージが強いヤコブセンですが、建築家としても多くの名作を遺しています。建築物の中の内装からプロダクトまでトータルにプロデュースした代表作、コペンハーゲン市内にある「SASロイヤルホテル」はとくに有名です。

建物はもちろん、中で使われているインテリアや照明、カトラリー等の細部に至るまで、SASロイヤルホテルには彼のこだわりと信念が貫かれたデザインが施されています。当時のインテリアがそのまま残されている606号室のジュニアスイートルームは、全世界のヤコブセンファンにとって憧れの場所。このホテルを訪れる日本人が後を絶たないのもうなずけます。

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アルネ・ヤコブセンが作り出した名作椅子

建築の分野以外で、アルネ・ヤコブセンの有名作品といえばやはり独特のフォルムをした椅子です。最初の作品は、1952年にフリッツ・ハンセン社より発表されたアントチェア。イームズのプライウッド(合板)を用いた椅子に影響を受けていたヤコブセンですが、背の一部を削除することでイームズが成しえなかった背と座の3次元一体成型を実現しました。当初はヤコブセンがこだわっていた3本脚タイプのみでしたが、ヤコブセンの没後4本脚のタイプが発表されました。その姿かたちからアリンコチェアと呼ばれています。

(写真:アントチェア)

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1955年には、北欧の代表的な椅子として知られるセブンチェアが発表されました。アントチェアの後継として生み出されたセブンチェアは、座面と背を大きめにつくり、座り心地を向上させて世に送り出されました。ヤコブセンのデザインにこだわる姿勢は並大抵でなく、自分のデザインを実現するためにはどんな努力も惜しみませんでした。そんなこだわりがつまっている椅子だからこそ50年の時を経ても人気を保ち続けているのでしょう。

(写真:セブンチェア)

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