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Vol.044/■文具■初めての万年筆はどう選ぶPart.1【ペン先・太さ】
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万年筆を初めて買うときは、何を基準に選んでいいのかわからないもの。いきなり百貨店の売り場や専門店を訪ねても、サイズ、形、ブランド、価格など、種類が豊富すぎて迷ってしまいます。「買ったはいいけど、なんだか自分のイメージしていたものではなかった……」なんてことにならないように、初めての1本を選ぶ目安をご紹介します。
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まずは万年筆の用途を考えよう
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店を訪れる前に、自分が万年筆をどのように使いたいのか考えてみましょう。
手帳への記入、仕事場での卓上使用、手紙や宛名書き、スケッチなど、その用途はさまざま。これらの用途を決めるといっても、とりあえず優先順位をつけるくらいで十分です。優先順位をつけることができれば、そこからおのずとタイプが絞り込めてきます。
たとえば手帳用なら、持ち運びに便利な小さなサイズの万年筆で、ペン先は細字、インクの出方はあまり多すぎないものを選ぶ、といった具合です。万年筆を使う一番の目的は何かを考えて、それに近いタイプのものから選んでいきましょう。
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太さ、そして書き味を決めるのは「ペン先」
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用途とサイズを決めたら、どの太さのペン先を使うか考えてみましょう。ペン先は筆記の線や書き味を左右する大切なポイントなので、その特徴をしっかり覚えておく必要があります。基本的な知識を覚えておくことで、よりスムーズに選ぶことができるのです。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。 |
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○太字(B、BB、BBB)
ペン先が太くなるほどペンポイントが紙にあたる面積が広がり、太く滑らかに書くことができます。万年筆特有のなめらかな筆記を楽しむために、太字を必ず揃えている人も少なくありません。太字でも注意したいのは、手でペンを持つ角度。ペン先が紙にあたる角度が極端にななめすぎたりすると、インク切れすることがあります。一般的な太字のB、メーカーによっては極太のBB(2B)や超極太のBBB(3B)などがあります。 |
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○細字(F、EF)
細字には、一般的な細字のFと極細のEFがあります。画数が多い漢字を書く日本では、細字の使用頻度が高く、初めての1本に選ばれることも多いようです。ペン先が細いので、使う用紙によって書き味の印象が大きく変わることも特徴です。店頭で試し書きするときに、常用しているノートや手帳を持参して試してみるのもいいでしょう。
○中字(M)
太字と細字の中間の太さが中字(M)です。アルファベットが中心の欧米では一般的な太さですが、ノートの罫線に漢字かな混じりの文字を書くにはやや太いと感じられることが多いと思います。
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ペン先の太さに目安や基準は?
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シャープペンシルや水性ボールペンの先には0.5ミリ、0.3ミリなどの表記があります。では万年筆のEFは○ミリ、3Bは○ミリなどの厳密な基準はないのでしょうか。
実は、基準はありません。メーカーごとに社内や工場での基準はありますが、それぞれ独自のもので、一般的な基準がないのが実情です。例えば同じモデルの中字を3本並べて書いてみると、それぞれの筆記線の太さには微妙な違いが出てくるはずです。万年筆選びは実物に触れ、試し書きしなければならないひとつの理由がここにあります。
次回は、胴軸についてご紹介します。
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