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Vol.037/機能美をデザインした温湿度計【ルフト・Climate meter】
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1881年にドイツのフェルバッハで創業されたルフト社は、気圧計の製作を原点とするメーカーです。今回ご紹介するのは、同社の温湿度計「climate meter」。
バイメタル(2枚の熱膨張率の異なる金属板を張り合わせたもの)と繊維を使った機械式を採用していて、そのなめらかなフォルムとシンプルなカラーリングが、精密な船舶用の計器を連想させます。現在多く出回っているデジタル式の味気ない温湿度計とは一線を画す、美しい仕上がりの逸品なのです。
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限られたスペースを有効に使うための設計
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「Climate meter」には少ないスペースを機能的に使い、かつ美しく見せる工夫がなされています。まず注目したいのが、交差した2本の赤い針。針を交差させることによって十分な長さを確保できるので、ちょっとした温度や湿度の変化でもはっきりと認識することができるのです。さらに、よく見るとそれぞれの針が互いに干渉しないよう、根元の部分に段がついているのがわかります。見た目が優れているだけでなく、限られたスペースに機能的な美しさを感じさせるつくりになっているのです。
また、真鍮にクロームメッキが施された本体の周囲にはスリットが入っており、裏側に設けられた感知部分に空気が流れやすくなる工夫がなされています。さらに、白くラッカー塗装された盤面から出ている繊細なアルミニウムの支柱も見逃せない点。この細い支柱が、緩やかな曲面ガラスを支える重要な役割を果たしているのです。こういった機能性を考えた細かい配慮からも、その完成度の高さを見ることができます。
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目盛りに表れるヨーロッパらしさ
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盤面に書かれた文字を見ても、ドイツのメーカーらしさを感じることができます。温度と湿度の目盛りの内側に書かれた「normal」の範囲を見てみましょう。その範囲は気温では18度から22度、湿度では40から65パーセント。いかにも涼しい、ヨーロッパらしい基準となっているのです。
また盤面に描かれた網目模様は、室内の理想環境を表しています。この網目の部分に2つの針の交差点がきていれば、温度と湿度がともにちょうどよい数値であり、快適な環境であるということになるのです。
別荘などの木製の壁によく似合う、この温湿度計。ドイツでも残り少ない貴重な存在の製品です。
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Lufft/climate meter
寸法:W115 x H30 mm
価格:3万6750円
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