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Vol.030/取っておきたくなるパッケージ【バーゴバックの楽しい仕掛け】
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触りたくなる、とっておきたくなるパッケージは、それを展開する企業にとってはこのうえない強みであり、ブランディングのひとつの要素です。モトローラのユニークなパッケージに秘められた仕掛けとは?
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見て、触って楽しい「バーゴパック」
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アメリカのモトローラ社が、特別バージョン限定モデルや新商品のキャンペーンを行うとき、パッケージデザインのパートナーに選んできたのが、イギリスのバーゴパック社。数々のユニークな機構を開発して、デザインへ巧みに落とし込み斬新なパッケージを生み出しています。
たとえば「MOTOSLVR」のパッケージ(写真上)は、左右どちらかを引き出すともう一方が自動的に飛び出し、さらに商品の梱包や説明書きを兼ね備えるという、バーゴパックが得意とする最も基本的なカタチ。説明書を紛失する心配もありません。
また「MOTORIZR」のパッケージ(写真下)は、スライド式という端末の特徴を生かして、グラフィックと機構を連動させてデザインに落とし込んだ好例。正面だけでなくサイドのグラフィックも連動しているところはさすがです。
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楽しいユニバーサルデザイン
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こうした仕掛けを考え出したのは、現在同社のクリエイティブディレクターを務めるバーゴ・ウォートン。子供のころ好きだった折り紙や飛び出す絵本にインスピレーションを受けてトレイがスライドする仕掛けを思いついたといいます。そんなバーゴパックの最大の特徴は「捨てられないパッケージである」ということ。企業にとってはブランドイメージを訴求するという意味で大きな利点になります。また、バーゴパックのユニークな仕掛けは、ユニバーサルデザインとしての側面も持っています。
頭痛薬「ポケットパック」のパッケージは、片側を引っぱるだけで薬が飛び出し、取り出しやすいというだけでなく、容器と効能書きを一体化することで文字のサイズを大きくし、読みやすくしています。このアイデアにより「ポケットパック」のパッケージは2007年グッドデザインなど各賞を受賞しています。
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2008年から本格的に日本進出を果たすバーゴパック。今後「捨てられないパッケージ」が日本でも増殖することに期待しましょう。
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