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Vol.038/日本の波を知ろう 後編【静岡・紀伊・徳島・宮崎】
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後編では西日本の波を中心に紹介していきます。西日本はリーフ・ブレイクのポイントが多く、ビッグ・ウェーブのポイントも点在しており、東日本と比べると比較的バリエーションに富んだ波を楽しめるのが特徴です。
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静岡〜紀伊半島〜四国に点在する人気のエリア
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駿河湾を挟んだ御前崎、静波は静岡のポピュラーなエリア。冬場は強風が吹くことが多いため、御前崎はウインド・サーフィンのメッカでもあります。さらに西へ向かうと、浜松、舞阪、そして伊良湖岬まで続く遠州灘にはいくつものポイントが点在しており、加えて渥美半島の先端である伊良湖岬あたりのエリアには、初心者にも入りやすいビーチ・ブレイクが数多くあります。しかし、グッド・ウェーブにありつけるかどうかは地形次第です。
そして伊勢湾を回り込んだ紀伊半島には、関西サーファーにとって非常にポピュラーな伊勢エリアがあります。国府ノ浜や紀伊半島を挟んだ和歌山県側の磯ノ浦は特に有名なポイントで、どちらも初心者からサーフィンが可能。一方、紀伊半島の先端方面には日本でも有数のビッグ・ウェーブ・スポットが存在しています。しかし、このエリアにはエキスパートオンリーのポイントが多く、ローカリズムも強いので、ここでサーフィンを楽しむには十分な実力と情報を得てからにしたほうがよいでしょう。
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四国もまた、日本で有数のサーフ・エリアとなっています。特に徳島と高知にはビギナーでもサーフィンが可能なポイントからエキスパートオンリーのリバー・マウス、リーフ・ブレイクまで多くのポイントが点在しており、なかでも最もポピュラーなポイントは徳島の生見です。ここはビーチ・ブレイクのポイントでもあるので、ビギナーでも十分にサーフィンを楽しむことができます。
加えて、四国といえば世界に誇るリバー・マウスの波を忘れることはできません。ひとたび地形が決まってうねりが入ればローカルによるセッションとなるので、ビギナーは迷い込むことのないよう注意しましょう。
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リーフ・ブレイクの多い九州と冬こそメインとなる日本海沿岸
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太平洋に面する宮崎、鹿児島東岸・東シナ海に面する鹿児島西岸、熊本・長崎・日本海に面する福岡、佐賀の3つのエリアに分けられる九州。なかでも宮崎は日本を代表するサーフ・エリアのひとつで、年間を通じて暖かく、コンスタントに波があるうえに、グランド・スウェルが入ればそれを受け止めるリーフ・ブレイクもあります。最もポピュラーなポイントは木崎浜。ここは、ビーチ・ブレイクなのでビギナーでも楽しめるうえ、世界アマやASPのコンテスト会場としても知られています。そして宮崎といえばなんといっても、鬼の洗濯板などの岩棚にヒットするリーフ・ブレイクです。内海や大浦といったポイントがよく知られていますが、ほかにも多数のリーフ・ブレイクが存在しています。
鹿児島、長崎、熊本のサーフ・スポットは意外に知られていませんが、チェックしてみる価値は十分。特に台風シーズンにはハードなうねりをキャッチしています。また、九州以南には種子島、奄美大島、沖縄といくつものサーフ・アイランドが点在しており、なかでも種子島は島内に多くのポイントがあります。バリエーション豊富な波がブレイクし、年間を通してさまざまな方向からのうねりをキャッチしています。沖縄はリーフのポイントが多く、潮の干満に注意してのサーフィンが必要です。
日本海に面していることで西高東低の気圧配置による強風で発生するうねりをキャッチする福岡と佐賀、そして山口、島根、鳥取、福井、石川、新潟と続く日本海沿岸はどこも冬がメイン・シーズンとなります。冬の気圧配置による強風は驚くほどのビッグ・スウェルとなり、日本海沿岸各地に打ち寄せるのです。このうねりによるグッド・ウェーブをキャッチするには風の変わり際を読むこと。強力なオン・ショアが吹き荒れ、風が止まった後の1〜2日が勝負となります。寒さにも注意が必要なエリアですが、冬の日本海は時に台風以上の波をブレイクさせます。
地形や天候、風の動きなど、さまざまな条件を満たしたときに現れる日本列島のパーフェクト・ウェーブ。出会える回数は少ないかもしれませんが、だからこそ“イイ波”にありつけたときの喜びはひとしお。そんな波にいつ出会えるのか読めないからこそおもしろい、それもまたサーフィンの魅力のひとつではないでしょうか。
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