 |

Vol.030/ヴィンテージ・ボードの世界 Part.2 【‘60年代〜‘70年代】
|
50年代後期から'60年代前期までには、フォーム素材のサーフボードが大多数になり、多くのメーカーが工場で大量にボードを造るようになりました。
|
|
60年代 ―フォーム素材の登場―
|
60年代はロングボード・サーフィンの黄金時代。コンテストの場で競い合うサーファーたちが出てきたのもこのころです。この時代のボードは、'60年代ヴィンテージ・ボードとして大量に残っています。というのも、この時代のボードは耐久性を重視して、高密度ブランクスに10オンスのグラスを二重巻きにして造ったりしているので、いまだに平均以上のコンディションのものが多いためです。
ボード造りにかかわる人たちがクリエイティビティを発揮し、次々と革新的なボードを生み出したのも'60年代からです。それはカラーリングにも現れていて、顔料やスプレーなどを用いて、ペイズリーやアロハ柄、花柄などのモチーフをボードに描き、個性を競うサーファーたちも登場してきました。このころのサーフボードは実に個性豊か。現在のサーファーたちが当時のヴィンテージ・ボードを求めるのは、それが理由なのです。
|
 |
70年代 ―ボード・デザイン革命―
|
60年代末から'70年代にかけて、ボードの長さはどんどん短くなっていきました。このころのボードは、5フィート6インチから8フィートくらいの長さで幅は狭く、ボリュームは削ぎ落とされ、シェイプ技術は洗練度を増していきます。当時の人気ボードはライトニング・ボルト(写真左)、ディック・ブルーワー(写真中)、アイパ(写真右)といったところ。サーフィンのスタイルが変わったこともあって、ボード・デザインも創造的で革新的なものが多かったのが特徴です。
この数年間こそ、いわゆる「ショートボード革命」と呼ばれる時期です。サーファーにとって、当時はエキサイティングな時期だったに違いありません。サーファーたちはより多くのチューブに入り、それまで考えも及ばなかったようなトリックやマニューバーを描けるようになったのです。
|
 |
|
70年代は'60年代にも増して、多くの革新的シェイプやユニークなカラーリングが飛び出した時代。このころのボードも20〜30年がたち、そろそろヴィンテージとしてコレクションの対象になってきています。 |
|
|