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趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

Vol.045/頼れる味方「PEライン」Part.1【素材・ポリエチレン・感度】

カバースピニングリールで釣る、パワーフィネスが席巻している昨今。細く、強い「PEライン」を使用する機会が増えてきました。確かに優れたラインなのですが、そのメリットを最大限に活かす使い方を考えなければ、釣果は上がりません。今回からは数回にわたって、このPEラインを使いこなすためのテクニックをお伝えしていきます。まずはPEラインについて知るために、その特徴を「素材」、「ヨリ数」、「カラー」の3つの視点から説明しましょう。素材についての解説から始めます。

強く、細く、感度よく。まさに「理想のライン」

PEは、ポリエチレン(高分子ポリエチレン)の略称です。ナイロンやフロロに比べると伸びがほとんどないため、感度がバツグン。このためショートバイトがとりやすく、水中のわずかな地形の変化なども手元にキッチリと伝えてくれます。さらに、高い強度も魅力のひとつです。ラインの強度には「lb(ポンド。1lb=約0.45kg)」という単位を用いますが、これはラインの引っ張り強度(負荷によって切れる限界)を重量で示したもの。ナイロンの1号ラインの場合は4lbですが、PEは同じ1号で12lbと、なんと3倍の強度を誇ります。つまりナイロンとPE、同じ強度のものを使うなら、3分の1の細さで済むということなのです。 PEライン 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

そして細いということはすなわち、キャスティング時の空気抵抗やガイドとの摩擦抵抗もグンと減るため、飛距離も格段に上がるということ。ヘビーカバーでも果敢に攻めることができ、奥からビッグバスを引きずり出すことも可能になります。

紫外線や吸水による劣化もないため、新品での耐用年数はナイロン3年、フロロ7年、PEに関しては20年という説もあるほど。価格はどうしてもナイロンやフロロと比べると高くなりがちですが、長い目で見れば割安といえるでしょう。

熱や衝撃に弱く、柔らかいのがタマにキズ

PEライン 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル:sideriver - サイドリバー 上で述べたとおり、まさに“鋼のように強く、クモの糸のように細い”と称されるにふさわしいPEラインですが、化学繊維ゆえ熱に弱いというデメリットもあります。極細繊維を縦に編んでいるため縦方向のショックに弱いこともあり、特に「バシッ!」とアワセたときに起こる瞬間的な摩擦熱で切れてしまうこともあるのです。

素材が柔らかいためラインに張りがなく、直線的に飛ばしにくかったり、ロッドのガイドに絡まったりと、トラブルが起こりやすいのも難点。ただ、これは慣れるまでは仕方がないものだと覚悟しておくしかありません。特性を踏まえてうまく使えば、これほど頼もしい味方はいないでしょう。



次回はPEラインのヨリ数、カラーについて解説します。お楽しみに。

※わからない用語があれば、サイドリバーの「最新バスフィッシング用語集」 で確認してください。
(『BASS World No.125 2006年12月号』より一部改編)

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