趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

Vol.042/レインウエアの性能はココを見る【梅雨・防水・撥水・透湿】

レインウエアの性能はココを見る【梅雨・防水・撥水・透湿】趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

まもなく6月。アフタースポーンから回復したバスがエサを求めて活発に動き回る時期ですが、天候的には手放しに喜んでいられない季節です。それはもちろん、梅雨の時期が始まるから。せっかく釣れる季節なのですし、雨に濡れて風邪を引いてしまうなんてことは絶対に避けたいところ。そこで今回からは、雨の中でも快適にバスフィッシングを楽しめるレインウエアについての知識をお伝えします。必要な知識と選び方を覚えて、梅雨に入る前に自分に合ったウエアを手に入れましょう。

水を通さない「防水性」と水を弾く「撥水性」

では最初に、レインウエアに求められる主な性能を解説します。特に覚えておきたいのは大きく分けて「防水性&撥水性」と「透湿性」の2つです。

まずは、レインウエアを語るうえで欠かせない「防水性&撥水性」について。似たような言葉ですが、その意味はまったく異なります。「防水性能」とは「素材自体が水を通さない性能」のことで、「撥水性能」は「素材の表面が水を通さない性能」のこと。撥水は生地表面への加工によって水を弾く度合いのことで、写真のように水滴が素材に付着すると表面張力によって丸く立ちます。そしてこの水滴の高さが高いほど撥水効果が高いとされるのです。ただし、撥水性が高くても防水性が低ければ水の浸入が防げないため、レインウエアとしては不十分。レインウエアの能力を測るには、撥水性よりも防水性をメインに考えたほうがよいでしょう。

ちなみに水を防ぐ性能を表すものには「耐水圧」という用語もあります。生地に染み込むまでどれくらいの水圧まで耐えられるかを表す言葉で、たとえば500mmなら小雨、1,000mmなら並みの雨、1,500mmなら強い雨に耐えられるということ意味です。参考までに覚えておきましょう。

レインウエアの防水性・撥水性 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

蒸気を放出して結露を防ぐ「透湿性」

レインウエアの透湿性 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

続いては「透湿性」について。ご存知のとおり人間の身体は常に汗をかき、そして常に蒸気を発しています。こうした蒸気を外へ放出しなければウエアの中が蒸れてしまうため、透湿性能(湿度を逃がす性能)の高さが必要になるのです。つまり、レインウエアには防水と透湿という一見相反するような性能が求められるというわけです。これに関しても単位面積あたりどれくらいの湿度を通すかを表す「透湿度」という数値があります。前述した「耐水圧」と併せてチェックしておくといいでしょう(図-上)。

では、もしウエアの内部が蒸れるとどうなるでしょうか。蒸気がウエア内部の表面に付着して結露を起こし、ウエアが濡れたように感じられてしまいます(図-下)。この結露を防ぐためにも、高い透湿性が求められるのです。新しいウエアを買ったのに内部が濡れた感じがしたら、それは透湿性能が低いのだと考えていいでしょう。


次回は、特にバスフィッシングに役立つレインウエアの細かな機能について解説します。お楽しみに!

※わからない用語があれば、サイドリバーの「最新バスフィッシング用語集」 で確認してください。
(『BASS World No.120 2006年7月号』より一部改編)

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