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趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

Vol.037/シンカー徹底解析!Part.1【シンカーの役割とその素材】

「シンカー」を使ったあらゆるリグは、ワームフィッシングの基本。ルアーをより遠くに飛ばし、アクションの幅をぐんと広げてくれます。シンカーの特徴をつかんで適切な使い分けをマスターすれば、上達も早まるでしょう。今回からは、シンカーに関する基礎知識から使い分けの方法などについて、解説していきます。

遠投力を高め、沈下スピードを速めるのがシンカーの役割

シンカー徹底解析! 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

シンカーとは、ルアーやラインを水中に沈める際に使う「オモリ」のこと。使うメリットについては、まず「キャスト時の遠投力を上げる」ことが挙げられます。たとえば野球の投手は、ボールを離す寸前に手首を返すことでボールを加速させます。ルアーについても同様で、シンカーを付けることでキャストするまでのエネルギーがシンカーに集まり、その力を利用することでロッドをしならせてルアーをより遠くに飛ばすのです。

もうひとつの利点は、「沈下スピードを速める」こと。イラストのように、ノーシンカーの場合はワームの重さだけで落ちていきます。ところがシンカーを付けると、ルアーが速くフォールします。特にワームフィッシングの場合、“底をとる”ことは基本中の基本。シンカーを素早く着底させてレーダー代わりにすれば、岩やウィード、砂場など水中のイメージをつかむことができます。たとえばオカッパリではキャスタビリティ(キャストにおける能力のこと。つまりルアーの飛距離などを表す)が限られているため、シンカーの感触からストラクチャーが想像できるようになれば、そこでシェイクやポーズなどの技術を組み合わせることで、アタリが取れるようになるでしょう。

ノーシンカーの場合 【シンカー徹底解析!】 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル

素材によって性質がどう変わるかを覚えておく

シンカーをいくつか手にとってみるとわかりますが、色や形状、大きさなどの違いが見られます。これは、異なる材質を用いているため。シンカーには主に、「鉛」、「タングステン」、「ブラス(真鍮)」、「ビスマス合金」の4種類が用いられていますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

ノーシンカーの場合【シンカー徹底解析!】 趣味side/バス釣りは人vs魚の知的バトル
○リーズナブルに手に入る「鉛」※比重:10〜11
タングステンと比べると市場に出回っているアイテム数が多く、ローコストな点がメリットでしょう。ただし硬度が低いため、岩などに強く当てると変形してしまうことがあります。

○ボトム感知に優れた「タングステン」※比重:18
もともとは砲弾の先など軍事用に使われていた素材で、4つの素材の中で最も比重が高いのが一番の特徴。素早く着底し、感度が高い点は魅力的です。鉛とは逆に、価格が高いのが唯一のデメリットでしょう。

○感度と耐久性に優れた「ブラス」※比重:8
感度と耐久性はタングステン並み。しかし比重が8と非常に軽いため、他の素材と比較するとどうしても大きくなってしまい、そのぶん水の抵抗も受けやすくなってしまいます。ただし、ビーズと組み合わせることで、独特のサウンドを発生させるというメリットもあります。

○鉛に取って代わる?「ビスマス合金」※比重:8〜9
ややマイナーではありますが、徐々に使うメーカーが増えてきたのがこの素材。比重が鉛に近く、また鉛の弱点であった脆さをクリアできるため、“鉛に取って代わる素材”と呼ばれています。


シンカーは、その形状によってもいくつかの種類に分けられます。次回はその種類について解説していきましょう。お楽しみに。

※わからない用語があれば、サイドリバーの「最新バスフィッシング用語集」 で確認してください。
(『BASS World No.121 2006年8月号』より一部改編)

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