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Vol.029/リールに施すファインチューンPart.5【スピニングリール編1】

さて、今回からはスピニングリールのメンテナンス法について解説をしていきます。前回までの記事で解説したベイトリールと比較するとこちらの作業のほうが簡単に行えるため、初めてリールのメンテナンスに挑戦するならスピニングリールからスタートするのもおすすめです。

スピニングリールの構造をおさらい

メンテナンスを始める前に、構造を確認しておきます。写真はシマノの「ステラ2500」。ベイトリールと共通する名称のパーツもありますが、構造は異なります。改めて自分のリールをチェックしてみてください。
○ラインローラー
(ラインの巻き取り角度を調整するパーツ)
○リールフット
(ロッドにリールを固定するパーツ)
○ハンドル
(ここを回転することでラインを巻き取る
スプール
(ラインを巻き付けるパーツ。ベイトリールはロッドに対して平行に巻く仕組みになっているが、スピニングリールはその逆。ロッドに対して垂直にラインを巻く)
ドラグ
(ラインの巻き取りテンションを調節するパーツ)

スピニングリールの構造/リールに施すファインチューンPart.5【スピニングリール編1】

リール本体を分解する

「ベアリングやシャフトをクリーニングし、その後にオイルアップ」という作業の流れ自体はスピニングリールもベイトリールと同じですが、ラインローラーのメンテナンスには要注意。グリスが既に圧入された「グリスインベアリング」というタイプのラインローラーがありますが、ここに手を加えると、回転は軽くなってもクリアランス(隙間)が大きくなって音が出る可能性があります。こうしたパーツの場合は分解せず、オイルアップのみを心がけるようにしましょう。ではさっそく、リール本体の分解から取りかかります。
1.リールをトレイの上に置く
ベイトリールと同様、作業はトレイの上で行うようにしましょう。まずは、スプールの先端にあるドラグのノブをクルクルと回して緩めます。
2.スプールを取り出す
ドラグノブを緩めきったら、スプールを取り出します。この際、メインシャフトを傷つけないように気をつけてください。
3.ハンドルを取り出す
スプールを取り外したら、次はハンドル。リーリングとは逆の方向に巻きましょう。ハンドルの逆側にあるハンドルカバーを外し、さらに内部のネジを外すとハンドルが抜けます。要領はベイトリールと同じなので、以前の記事も参考にしてください。

スピニングリールの分解/リールに施すファインチューンPart.5【スピニングリール編1】

4.サポート部分を分解する
ドラグのサポート部分を分解します(写真4-A)。細かいパーツが多いので、紛失しないように気をつけましょう。なお、リールの機種によって部品が異なり、小さなネジで留められている場合もあるため、外し方には要注意。取り出したパーツはきれいに並べておきます(写真4-B)
5.ナットの回り止めを外す
ドライバーを使って、メインシャフトのローターを止めているナットの回り止めを外します。

スピニングリールの分解/リールに施すファインチューンPart.5【スピニングリール編1】

6.防水パッキンを外す
ナットの内側にある防水パッキンを外します。部品が小さくて複雑なので、注意深く行いましょう。外し終わると写真のように細かなパーツが並びます。しつこいようですが、パーツはなくさないように!
7.ナットをレンチで緩める
引き続き、ローターの取り付けナットをレンチで緩めます。内部には小さな部品がいくつも入っているため、ここでも丁寧に作業を進めてください。
8.分解完了!
 

スピニングリールの分解/リールに施すファインチューンPart.5【スピニングリール編1】


これでひとまず分解は完了。ここからメインシャフトやドラグなどのメンテナンスに入っていきますが、その手順は次回以降の記事で解説します。お楽しみに。


※わからない用語があれば、サイドリバーの「最新バスフィッシング用語集」 で確認してください。
(『BASS World No.117 2006年4月号』より一部改編)

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