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Vol.033/効果的な注油の秘訣 前編【チェーン全体に行き渡らせるコツ】
自転車は走行中、タイヤはもちろんさまざまなパーツが回転することで、摩擦を起こしています。その抵抗を減らして操作や走りを軽くする方法のひとつが「注油」です。注油を施す箇所は「チェーン」、「シフトワイヤー」、「ブレーキワイヤー」の3つ。今回はまず、チェーンへ注油を施す際のコツを解説します。
事前に注油箇所を確認
作業を始める前に詳細な注油箇所を写真で確認しておきましょう。注油はチェーンやギヤ板(スプロケット)、シフト&ブレーキワイヤーを中心に、サスペンションの稼働部(リンク部分)などにも施します。なお、ブレーキシューやリム部分は絶対に滑ってはいけない部分。オイルを付着させないよう配慮しましょう。
チェーン注油時の手順とポイント
では作業の手順を解説していきます。使用するオイルは2種類。必要な最低限の量で効果的に行き渡らせるのがポイントです。
○オイル(写真左)
チェーンやワイヤー内の摩擦抵抗を抑え、サビを防ぎます。ただし樹脂やゴム素材には使用できないタイプもあります。
○シリコンルブ(写真右)
撥水効果があるシリコンを配合したオイル。ワックスとしてフレームの汚れを防止する効果があります。
1.チェーンをトップギヤにセット
オイルを吹きつける前に、リアギヤをトップ(最も小さいギヤ)に設定しておきます。こうするとチェーンの屈曲が大きくなるので、隅々まで行き渡ります。同様にフロントギヤもトップ側(大きいギヤ)に変速しておきます。
2.チェーンにオイルを吹きつける
チェーンに直接オイルを吹き付けていきます。このとき、クランクを逆回転させながら行うのがポイント。ノズルの角度と吹く量によっては、リムにかかってしまうことがあるので慎重に行いましょう。ウエスを後ろに当てておけば、オイルが飛散しても安心です。
3.シフトチェンジをする
ひと通り注油が終わったら、シフトチェンジをして各ギヤ歯にオイルを行き渡らせます。ギヤ歯のメッキが剥がれるのはチェーンと接する部分だけなので、そこにオイルが付けば十分です。変速に問題がないかも同時にチェックしておくといいでしょう。
4.余分な油を拭き取る
最後にウエスを使ってチェーンに残っているオイルを拭き取ります。オイルで表面が湿る程度は残しておきましょう。あまりベタベタしていると砂やホコリを吸い込んで汚れの原因になり、軽快なペダリングや変速操作の障害になっていまいます。
次回はシフトワイヤーとブレーキワイヤーに注油する際のポイントを紹介します。
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