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Vol.016/ブロンプトンができるまで Part.3【パーツの組み付け編】

その端正なスタイルで、走っていても止まっていてもブロンプトンは絵になります。Vol.014Vol.015で、その基盤となるフレーム作りの工程まで紹介しました。今回はいよいよ完成車となるまでの工程をお届けします。

ロウ付けなど、手間のかかる高度な作業を経てフレームをつくったあとは、ハンドルやタイヤといったさまざまな構成部品を組み付けていきます。Vol.015でも触れましたが、ブロンプトンには「ブロンプトン専用」部品が数多く使われており、総点数は1200点に及ぶといいます。これは創業者アンドリュー・リッチー氏のポリシー。シーズンごとに仕様を変えるパーツメーカーの思惑に決して流されることのない、ブロンプトンの哲学が見てとれます。一般の自転車メーカーでは、シマノやカンパニョーロといった大手コンポメーカーの既存品からパーツを選ぶのがほとんどですから、大変珍しい例といえるでしょう。

膨大なパーツのバリエーション

ブロンプトンは単一フレームですが、色や装備するパーツの違いを含めると膨大なバリエーションがあります。そのため工場内の至るところに、ホイールやハンドルポストなど、これから取り付けられるパーツがズラリ。製造ライン以上に「組み立てと調整」「検品」「必要なパーツの準備」をするためのスペースがとられているのです。

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バーコードで製品管理を徹底

ひと通り組み上がったブロンプトンは、折りたたみ動作やギヤの変速が万全かなど、1台ずつ綿密にチェックされます(写真左)。ユーザーが安心して乗れるように初期セッティングを施した上で出荷されるのです。またブロンプトンは、バーコードによる製品管理システムを導入しています(写真中、右)。これはいつ、誰が作ったブロンプトンなのかが分かる仕組みです。これも一般の自転車メーカーではなかなか見られない工程。作り手の誇りと責任感の表れであり、購入者にとってもうれしいポイントです。

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趣味side/街乗り自転車で走り出す ところが驚くべきことに、こうした製造ラインに従事しているスタッフはわずか20名弱。たったこれだけの人数で、全世界に送り出されるブロンプトンを作っているのです。現在年間の生産能力は1万5000台。その4割ほどがイギリス国内向けに出荷され、世界各国からのオーダーにはとても応えきれない状況が続いているそうです。日本はもちろん、近年ではオランダで需要が伸びており、各国の代理店による“ブロンプトン争奪戦”が今日も白熱していることでしょう。

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