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趣味side/街乗り自転車で走り出す

Vol.015/ブロンプトンができるまで Part.2【チューブの接合編】

趣味side/街乗り自転車で走り出す ブロンプトンは、ミニベロのなかでも小さめの16インチタイヤ(一般的なミニベロは20インチが多い)を履いています。そのため折りたたむととてもコンパクトになるのです。前回の記事ではブロンプトンのフレームを構成する、チューブとパーツ作りの模様を紹介しました。今回はそれらを“コンパクト”につなぎ合わせる、「ロウ付け」と呼ばれる工程にスポットを当ててみましょう。「ロウ付け」は比較的小規模な設備で行えるというメリットがありますが、大量生産を行うメーカーではすでに廃れてしまっている、いまや貴重で高度な技術です。

趣味side/街乗り自転車で走り出す ブロンプトンのチューブに使われているのは、「軽さ」と「強さ」を両立させるスチール合金(クロームモリブテン鋼)。これらを「ロウ付け」によってつないでいきます。これは、いわゆる“溶接”とは違って熟練者のみが成せる“技”。チューブとチューブのスキ間に真鍮などのロウ棒を溶かして流し込むことで固定しています。写真は各チューブの接合部に見られる“金色”のロウ付けの跡。この部分は本来、塗装によって隠れてしまいますが、その仕上がりに美しさを感じる人も多いようです。そのため無塗装のクリアー仕上げのものも存在しており、あえてそのモデルを欲しがる人もいます。ここがブロンプトンと他のミニベロの違うところ。ロウ付けの美しさにも大きな価値があるのです。

趣味side/街乗り自転車で走り出す この工程に携わるのは、4〜6人の熟練者。それぞれがリアフレーム、トップチューブ、ボトムブラケット(以下BB)周辺、ヘッドチューブといった、フレームごとに作業を行います。とくに難しいのが、BB周辺。この部分はリアの折りたたみ部分と一体になっている、ブロンプトンの心臓部といっても過言ではないところ。厚さの異なる、つまり熱の伝導率が異なる各チューブに、ロウを“均等”に流し込まなければなりません。写真は、左手に持ったロウ棒を、右手に持ったトーチの炎で溶かし、リアフレームに流し込む様子。手先が器用な熟練者のみが可能な、巧みなトーチさばきが求められる作業です。

さあ、ブロンプトン完成まであとわずか。次はいよいよ部品の組み付けです。その模様は次回をお楽しみに。

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