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趣味side/スポーツ自転車・知恵袋

Vol.067/筋肉の使い方でペダリングは変わる!【筋疲労・回転数】

必死で漕いでいる自分の脇を颯爽と走り抜けていくベテランライダー。筋肉を増やせば追いつくことができるのでしょうか? 答えはNO! じつは、速い人と遅い人の違いは、筋肉量が多いか少ないかだけではなく筋肉の使い方にあります。今回はペダリングの際に使用する筋肉を考えながら、両者の違いを探っていきましょう。

初級者は軽いギヤで“ケイデンス90回転”

「筋肉の節電図」 趣味side/スポーツ自転車・知恵袋

重いギヤで回転数を少なくしたほうが、筋肉にかかる負担は少ないのでは……と思っているライダーは少なくないはず。でもじつは、軽いギヤでたくさんペダルを回転させたほうが筋肉への負担は低くなるのです。ただ、もちろん脚の上下運動は増えるため、効率的に筋肉を使わないと反対に疲れてしまいます。そのちょうどいい回転が、初級者では“ケイデンス90回転”なのです。

写真は筋肉の節電図。ちなみに節電図とは、脳から筋肉に送られる信号を皮膚から読み取り、動く筋肉を測定した図のこと。実際は動かしていても皮膚から読みとれない筋肉もあるのですが、節電図から読み取れるだけでもこれだけ多くの筋肉がペダリングに使われていることが分かります。

160〜260度では「巻き上げる」ペダリングを意識しよう

筋肉を動かすエネルギーは、体内の脂質とグリコーゲン(糖質)。運動時に使うグリコーゲンは、おもに肝臓や筋肉に蓄えられています。そのため、同じ部位ばかりを使用しているとその部分のグリコーゲンがなくなり、筋肉に疲労を感じてしまうのです。では具体的に、ペダルを回す際はどの筋肉が使われているのでしょうか。

まず、クランク0度(上死点)から±20度でペダルを送ります(1)。このとき使うのは大腿直筋です。そこから25度〜160度でペダルを踏み込みます(2)。ここでは大腿直筋プラス外側広筋が活用中。そして160度から260度で大腿二頭筋を使いながら、ペダルを巻き上げます(3)。この回転をトルクがとぎれないよう筋肉を交替させながら続けるのです。

気をつけたいのは、ペダルを巻き上げる行為。初級者だと、巻き上げるのではなくペダルをつい持ち上げてしまいがちです。しかし、そうすると大腿二頭筋を使わないため、前脛骨筋に疲労を感じるようになってしまいます。

「ペダリング」 趣味side/スポーツ自転車・知恵袋

クランクを回すことに慣れていない初級者は、“送る”という動作と“巻き上げる”という動作を知りません。力任せに漕ぐのではなく、軽いギヤを意識しながら回すことで筋肉をまんべんなく使いましょう。

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