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趣味side/スポーツ自転車・知恵袋

Vol.037/目的に応じて決めるサドル 前編【レース・軽量・衝撃】

前回前々回と説明してきたように、ライディング中の痛みを解消するには、構造や形状を正しく理解したうえでサドルを選ぶことが不可欠です。ところがレースやロングライドなど目的がはっきりしている場合は、その目的や自分のレベルに応じてサドルを絞り込む必要があります。今回はレース用サドルの選び方を紹介します。

高回転ペダリングを目指す人は“幅狭軽量”

趣味side/スポーツ自転車・知恵袋 ケイデンス(ペダルの回転数)が上がると、そのぶんサドルにかかる負荷は少なくなります。ペダリングに支障がでないサドルを選ぶことは、全てのスポーツバイク、スキル、ライディングスタイルの人にとって最も重要なことです。サドルの幅を狭めれば、ペダリングを妨げず速く走ることが可能。高回転ペダリングを目指す人は、幅が狭くてクッションの硬い軽量レーシングモデルを選ぶといいでしょう。

そこでご紹介したいのが、SELLE ITALIA(セライタリア)のSLR XP。カーボンコンポジットシェルやEVAパッドの採用により、乗り心地を損なうことなく軽量化を実現しています。中空ヴァノックスレールを使用。中空チタンレールやセンターホール付きなど、初級者から上級者まで使える幅広いラインナップも魅力です。

○SELLE ITALIA/SLR XP
サイズ、重量:131×275mm、180g
価格:15,500円

さまざまなレースに挑戦したい人は定番モデルを

趣味side/スポーツ自転車・知恵袋 さまざまなレースを楽しみたいのであれば、レーシングモデルの定番品をオススメします。定番モデルは汎用性が高く、レースからロングライドまで幅広く対応することができます。同じ形状でのバリエーションが豊富であるため、ゲル入りタイプなど素材違いを楽しむこともできます。

130mm、143mm(写真)の2つのサイズから選べるのが、SPECIALIZED(スペシャライズド)のTOUPE TEAMです。着座状態でも血流を妨げにくい「ボディージオメトリー」理論に基づいて開発されました。さらに前傾になっても圧迫の少ないセンターホールを採用しているほか、軽量中空チタンレールを用いてわずか175gという軽さを実現しています。

○SPECIALIZED/TOUPE TEAM
サイズ、重量:143×270mm、175g(143mm)
価格:18,690円

柔らかすぎるサドルはなぜ痛くなるの?

趣味side/スポーツ自転車・知恵袋 Vol.036「痛みと上手に付き合うためのサドル選び」でも触れましたが、お尻が痛いからといってクッション性の高いサドルに換えても、痛みが拭えない場合があります。その理由を説明しましょう。柔らかすぎるサドルは座ったときにお尻が埋まり、ポジション移動が困難になります。そのため、埋もれている部分が床ずれ状態になるのです。加えて、負荷をすぐに吸収してしまうため、水を吸い上げたスポンジのように容量に空きがありません。さらに強い衝撃を受けると、衝撃は吸収されることなく身体側に流れてしまいます。適度なクッション性のあるサドルであれば、これらのトラブルを避けることができるのです。

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