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Vol.036/痛みと上手に付き合うためのサドル選び【構造・形状・坐骨・股】
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前回の記事で触れたとおり、ライディング中の痛みとの上手な付き合い方を覚えることは非常に重要です。それでもあまりに痛みがヒドければサドルを換えるのも手っ取り早い方法だと説明しましたが、クッション性が高ければいいというものでもありません。厳密にいえば見るべきポイントはほかにもあり、サドルの構造や形状を理解することも正しいサドル選びには必要です。今回はその点を解説していきましょう。
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サドルを形成する4つのパーツ
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まずは、サドルを形成しているパーツについて見ていきましょう。特に注目したいのは以下の4箇所です。
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○パッド
ウレタン樹脂に発泡剤を加えた発泡ウレタンが使われるタイプが中心。クッション性に優れているのが特長です。ただ、ほかにもゲルやエアなど柔軟性の高い素材を使うことで圧力を逃しているタイプもありますし、厚さによっても性能は異なります。
○ベース
表面のフォルムを決定づけるのが、このパーツ。樹脂製がほとんどですが、なかにはレースに用いられる軽量なカーボンなどを使用したモデルもあります。
○レール
サドルをシートポストに固定するためのパーツ。写真のような微妙にアールがついた形状がショック吸収の役割を果たし、使われる素材にはクロモリ、チタン、カーボンなどがあります。
○表面
合皮、本革、カーボンなどが用いられています。特に、長く乗ることで自分のお尻に馴染んでいく本革は人気です。
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坐骨の幅とサドルの幅を合わせる
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構造について理解できたら、次はサドルの形状について見ていきます。まずは、「自分の坐骨の幅を中心にサドルの幅を考えること」が重要。いま使っているサドルを基準に、坐骨のどのあたりが痛くなるのかをチェックしてください。ただし、その際はただ座るだけでなく、実際に走ってみること。こうすることで、より確実に痛みや擦れを感じる箇所を調べることができます。坐骨の外側や内側が痛くなる場合は幅が合っていないといえますが、真ん中が痛くなる場合は、幅に問題はありません。ただその代わり、別の素材のサドルに換えるか、フォームを変えるかといった対処が必要になります。
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股が乗る部分は特に、サドルの形状に注目
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次に見るべきは、「股とサドルの真ん中の形状が合っているかどうか」。ここでまず大事なのは、この「真ん中」という点です。ほとんどのサドルでは、先端から約14.5cmのところが真ん中(股に当たる部分)になるよう設計されているので、座る際に注意しましょう。真ん中の位置がわかれば、いよいよ形状について。サドル断面の中心が丸みを帯びたもの(写真上)と、断面の中心がフラットになったもの(写真下)の2種類があり、前者の場合、痛くなるとすれば股の中心部分、後者の場合は股の付け根部分ということが多いようです。どちらが自分に合うか、ショップなどで試してみましょう。
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横の形状はライディングスタイルで選ぶ
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最後に形状のお話をもうひとつ。サドルを横から見ると、真ん中がやや凹んでいて後部が盛り上がったタイプ(写真上)と、先端から後部にかけてゆったりと曲線を描いているタイプ(写真下)があることに気づくでしょう。前者のほうがお尻の位置が安定し、後者はポジション変更が容易に行えるといったように特長が分かれるため、これは好みで選んで問題ありません。自分のライディングスタイルに合わせてセレクトしましょう。
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次回は、特にロードレースに適したサドルをご紹介します。お楽しみに。
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