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趣味side/鉄馬ハーレー・ガイド

Vol.057/パーツで見るハーレーの歴史Part.3【エンジン・レトロ】

ハーレーダビッドソンが初めてVツイン・エンジンのバイクを登場させたのは1909年。それから現在に至るまでの間に、7種のビッグ・ツイン・エンジンが生まれました。7種といっても、他メーカーと比較すれば、この数は驚異的な少なさ。つまり、それぞれの完成度が非常に高いエンジンだったといえます。今回は、初代から3代目までのエンジンを通してハーレーの歴史を振り返ってみましょう。

20世紀前半に生まれた3つのエンジン

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○1909年[Fヘッド]
初代Vツイン・エンジン(写真上)。ハーレーダビッドソンの代名詞でもあるV字にシリンダーを配置したスタイルはここからスタートしました。吸気がOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)、排気がサイド・バルブの「オホッツ・バルブ」というバルブ駆動方式で、吸排気のバルブは1軸の上下に配置されていました。

○1936年[ナックル・ヘッド]
ロッカーカバーが握りこぶしのように見えることから「ナックル・ヘッド」というニックネームがついています(写真中)。ハーレーで初めてOHV方式と1カム構造を採用し、当時の最先端技術が惜しみなく注ぎこまれたエポック・メイキングな存在で、それ以前のエンジンに比べて高回転まで回り、燃焼室がコンパクトになったため圧縮比が高く設定できるなど、性能が大幅にアップしました。これ以降、現在のツインカムに至るまで基本的な構造に変化がないことからも、ビッグツイン・エンジンの基礎となった名モデルであったことがわかります。ELや初期のFLに搭載されました。

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○1948年[パン・ヘッド]
1948年のFLから採用されたのは、カバーが鍋(パン)のような形をしていることから「パン・ヘッド」と呼ばれた2代目OHVエンジン(写真下)。ナックルに多かったオイル漏れを改善し、より高い耐久性と放熱性を求めて初のアルミ製シリンダー・ヘッドを採用したことで、機能に対する信頼性が格段に向上しました。しかし、翌1949年にはテレスコピック・フォークを搭載した「ハイドラグライド」が発売。1948年に発売されたモデルは、ナックル時代のスプリンガー・フォークを備えていた唯一のパン・ヘッドモデルとなりました。わずか1年間のみ生産されたモデルのため、その希少性から「ヨンパチ」と呼ばれ、現在では、とても人気が高いモデルとなっています。


いかがでしたか? 次回は1966年から現在までに生まれた、4つのエンジンに迫ります。

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