趣味side/鉄馬ハーレー・ガイド

Vol.038/らくちんハーレーライディング-5【カンタンにバックするコツ】

停車したハーレーはまさに鉄の塊。非力な女性はもちろん、体格のいい男性でも路面が傾斜していれば動かせなくなることがあります。とくにツーリング先で駐車スペースに停めるときの押し引きは、多くの人が苦労しているはず。そこで今回は、出発しやすいバック駐車のコツを紹介しましょう。

またがってバイクを動かす場合

たったの2〜3メートルなので、両足を着いたまま漕ぐようにバックすれば立ちゴケも防げて安心……。ところが普通はなかなかうまくいきません。それは両足で踏ん張るたびにお尻がシートから浮いてしまい、押す力が車体に伝わりにくくなっているからです。だからといってハンドルを引っ張ってもわずか数センチ動くのみ。両足で歩くようにバックできるのは、よほど足の長い人だけと言っていいでしょう。

そこで有効なのは、軸足をステップに載せて反対の足で路面を押し出すように蹴るテクニック。両足がつきやすいハーレーはまたがったままが一番安心ですが、踏ん張りやすさは片足で蹴り出したほうが上です。左足(軸足)をステップへ載せると踏ん張りが利き、右足を使ってグイッと押し出すとうまくいきます。コツはフロント・ブレーキの使い方。車体がちょっとでも動いたらブレーキを握って、バイクが動かないようにします。その間に押し出した右足をふたたび前に運び、次の一歩の体勢を作りましょう。

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降りてバイクを動かす場合

またがったままのバックは安心ですが、ちょっとでも登りの傾斜がついている場合は、バイクから降りたほうが確実です。とはいえ、よく見かける両手でハンドルを持ったままのバックはNG。力が入らずうまくいかないだけでなく、体が車体から離れて不安定な状態になってしまいます。

バイクから降りて車体を押すときは、車体の近くに立ち、左手でハンドルを軽く支え、右手はシートの上を押さえつけるカタチを取りましょう。腰を落として身構え、シートを押さえつけた右手をグイッと後ろへ押し出すと、車体は動き出すはずです。このとき踏ん張る足は軸足と反対の足。軸足が左であれば、ヒザを曲げた右足のほうが踏ん張りやすいです。

趣味side/鉄馬ハーレー・ガイド ただし気をつけたいのは左手で持ったハンドル。反射的にハンドルを引っ張る人は多いですが、ハンドルが切れてしまいがち。押している右手に力を入れないとスムーズにバックできません。それでもうまくいかない場合、慣れるまでは腰を思い切り低く身構えると、“動き始め”の重い部分をクリアしやすくなります。

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