趣味side/湯・食・走+絶景ツーリング

Vol.039/箱根で食べる大人の昼メシ【春・タンデム・100km・初級】

バイクはいつ乗っても楽しい! とはいうものの、やはり緑がそよぎ風も暖かくなるこれからの季節は、旅の計画をたてるのもひときわ楽しみになってきますね。今回は「食」がメイン、仲のいい女性を誘ってちょっと贅沢な大人の週末ツーリングはいかがですか?

「食」がメインのツーリング! ちょっとランチを箱根まで

そもそも箱根は、休日ともなれば多くのライダーが出かける人気スポットで、最大の魅力はその手軽さ。片道2時間もあれば着ける、いわば日帰りの王道ツーリングスポットです。景色と暖かな風を楽しみながら、食事のために遠出する大人の休日ツーリング。当日の出発はあえて遅めに設定して、混み合う早朝を避けのんびり出発しましょう。

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時間も忘れる鯛ごはん懐石「瓔珞(ようらく)」

東名高速・箱根ICを降り、小田原厚木道路から国道1号線に入って箱根湯本駅へ。そのまま進んで橋を渡りトンネルを抜ければ、千年橋の右側にすぐ見えるのが、鯛ごはん懐石「瓔珞(ようらく)」。箱根と聞くと山を連想しがちですが、小田原港から採れる新鮮な魚はこの辺りを代表する食材のひとつです。山々に囲まれゆったりと佇む店内に入ると、窓際に並べられた席へとご案内。ライダーにとって靴を脱がなくていいテーブル席はうれしい限りです。 普段こういった上品な趣の店は敬遠しがちな我々ですが、おかみさんの快いおもてなしが緊張をほぐしてくれます。

趣味side/湯・食・走+絶景ツーリング メニューはシンプル。鯛ごはん懐石は「桜」(2940円)と「楓」(3675円)の2コースのみです。利尻の昆布と赤穂の天然塩からとった出汁で炊いたふっくらご飯に、焼いて細かくほぐされた鯛がのせられています。ほんのり漂う香ばしさの正体は、三つ葉と柚子を加え散りばめられた胡麻。口に入れるとほどける上品な塩味は、まさに大人の贅沢です。コースに付く小鉢も一つひとつが優しく整った味。脂っこい食事もツーリングの醍醐味ですが、上品でゆったりした食事も箱根へ走る楽しみなのです。

普段なら停まらない旧道の景観を楽しもう

居心地が良い空間はいつまでものんびりしたいものですが、食事に満足したら少し周辺を散策しましょう。旧道を箱根鉄道に沿って登っていくと、スイッチバックを行う大平台駅の近くには入れる脇道がいくつかあり、一歩足を踏み入れただけで驚くほど静かな佇まいが我々を迎えます。小さな滝や渓谷など、よくよく見回してみれば旧道には景色を楽しめる場所がいくらでもあるのです。スピードを重視しない旅だからこそ、時間を忘れて2人でのんびり水のせせらぎに耳を傾けながら、クルマの中からでは味わえない季節の流れを楽しみましょう。終点の強羅駅まで足を延ばしたり、近くの美術館をめぐるのもおススメです。さらに帰りは1号線から西湘バイパスで海沿いの道を抜け、行きと異なる風景を楽しめば、また違った箱根の魅力を発見するはずです。

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