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Vol.025/安全バッテリーメンテ術 Part.2【バッテリーの状態を見極める】

バッテリーが原因と思える不具合も、レギュレーターなどの充電系統が故障している場合があるということは前回お話ししました。慌ててバッテリーを交換する前に、まずは原因がどこにあるのか見極める必要があります。今回は、テスターを使った簡易チェック法とバッテリー液のレベルチェックの仕方をご紹介します。

テスターを使った簡易チェック法

バッテリーのテスターはホームセンターなどに行けば1000〜2000円程度で購入することができます。何かと使えるメンテナンスアイテムなので、買っておいて損はありません。

まずはじめに、エンジンオフの状態でバッテリーの電圧を測定。バッテリーのプラス端子に赤い接点を、マイナス端子に黒い接点を当てて測ります。この時点で12.5V程度あればバッテリーはおおむね正常です(写真上)。次にエンジンをかけてアクセルを吹かした時の電圧を測定します(写真下)。この時13V以上(12Vバッテリーの場合)の数値が出なかったら、充電ができていない証拠。レギュレーターが壊れている可能性があります。

また、さらに回転を上げていったときに、レギュレーターが正常であれば15V付近で上昇が止まりますが、電圧が上がり続ける場合はこれもレギュレーターの故障が考えられます(上がり続ける場合はすぐにスロットルを戻しましょう。過電圧がかかりバッテリーにダメージを与えてしまいます!)。レギュレーターが壊れている場合はバッテリーをダメにしてしまうだけでなく、他の電装品にも被害が及ぶことがあるので、早急に交換することをオススメします。

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MFタイプでなければレベルチェック

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上記のチェック方法でバッテリーに問題ありと判断したら、次はバッテリー液のレベルをチェックしてみましょう。今主流のMF(メンテナンスフリー)バッテリーの場合は、密閉されているのでそのまま充電するしかありませんが、MFでないバッテリーは充電前にバッテリー液を足すことで、性能を多少は回復させることができます。

前回説明したルールの通りにバッテリーを外したら、水平なところにおいて懐中電灯などで反対側からバッテリーを照らします(写真)。
バッテリー液の液面が、バッテリーに記載されているアッパーレベルとロワーレベルの間にあれば問題ありません。ロワーレベルを下回っている場合はバッテリー液を補充しますが、液面があまりにも急激に減っていたらそれはバッテリーの寿命。バッテリー液を足しても完全に性能を回復できるわけではないので注意しましょう。

なおバッテリーの中に入っているのは希硫酸なので扱いは慎重に。手などについた場合はすぐに水で洗い流しましょう。新品に交換したが、バッテリーの調子が悪い。バッテリーが頻繁に上がってしまうので交換したものの、しばらくしたらまたセルが回らない。これはよく聞く話です。こういった場合はバッテリーの寿命ではなく、レギュレーターという部品が壊れている可能性が考えられます。レギュレーターとは簡単に言えば、バイクが走行中に発電した電気をバッテリーが受け取りやすい形にしてバッテリーに渡す装置。これが壊れているとバッテリーは使った電気をきちんと補えずに弱っていきます。この状態だといくら新品のバッテリーを取り付けてもすぐにダメになってしまい、出費がかさむだけです。ですから、交換の前にまずはチェックが必要。バッテリーが悪いのかどうかをまずは見極めましょう。次回はその方法をお教えします。

最終回となる次回は、バッテリー液の補充と充電する際の注意点をご説明します。

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