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趣味side/上達!ライディングテクニック

Vol.052/ウエットな路面での不安を克服 Part.3【リーン】

ウエットな路面の走行では、滑らないようにという用心から、リーンをするときに躊躇してしまいがち……。しかし、これがバイクの動きを緩慢にして、より曲がりにくくしているのです。いつも以上に警戒しているうえに曲がりにくいとなれば、心身ともに金縛り状態になりかねません。そのためにも、ウエットな路面でのリーンに対する心得は大切です。

抜重だけで瞬時に向き変え

ポイントは、リーンのきっかけでしっかりと向きを変えること。しかし、ここでの向き変えを、路面がドライのときのような攻める乗り方だと勘違いしてはいけません。向き変えは、バンク角を深くとれないときほど有効です。たとえ浅いバンク角であっても、曲がり始める瞬間までにあらかじめ向き変えをしておけば、そこからのコーナリングに十分なマージンをとることができます。

また、リーンが浅いバンク角までの一瞬のことなので、バンクを始めるきっかけを強めにしないと明確な向き変えにはなりません。そこで、直立で身構えたときにアウト側の足や腰に体重を載せておいて、これを瞬間的に抜くリーンのきっかけ動作を身につけることが大切です。

上達!ライディングテクニック

体重は意識して後輪に

上達!ライディングテクニック

もちろんハンドルは軽く握り、両腕や肩の力は抜きます。ドライ時の走行よりも、意識して体重が後輪にかかるようにシートに着座。そして、わずかに腰をイン側に曲げた程度(ほとんどリーンウィズの状態)のまま、外足とシートに乗った腰でアウト側に体重を載せておきます。そのとき、軽くブレーキングをしましょう。そしてリーンを始めるポイント地点で、ブレーキのリリースと同時に、アウト側にかけていた体重を一気に抜きます。ほんのわずかな角度でも、バイクが“クィッ”とか“カクッ”と鋭く動けば十分です。注意すべきは、くれぐれも腰をひねらないこと。そうすれば、驚くほど向き変えができているはずです。抜重だけを繰り返して感覚をつかめば、濡れた路面でリーンをするときの不安が和らいできます。


次回は「ウエットな路面での不安を克服 Part.4」をお伝えします。


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