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趣味side/上達!ライディングテクニック

Vol.051/ウエットな路面での不安を克服 Part.2【エンジン・回転】

前回は、ウエットな路面での確実な走り方をマスターするにあたって、後輪にエンジンの駆動を与えることでグリップ感を得るというポイントをお伝えしました。スロットルを開けている時間をなるべく長くしてエンジンの回転を低くした走り方には、安定性だけではなく、ウエットな路面での走行に役立つなどの効果も期待できます。

エンジンは回転を低く、スロットルは比較的大きく開ける

(基本になりますが、)エンジンの回転が低い場合、スロットルを開けたときのレスポンスは穏やかです。つまり、エンジンの回転が高いときのようなパワーやトルクが急激に加わることはありません。

しかし、たとえエンジンの回転が低くても、スロットルの開度が小さいと、開けた瞬間だけレスポンスが一瞬鋭くなる可能性があります。路面が濡れて滑りやすい状況では、唐突なレスポンスはスリップを誘発しやすいため、非常に危険。エンジンの低い回転域を使うだけでなく、スロットルも比較的大きく開けたほうが、レスポンスは確実に穏やかになるのです。この違いを実感しておくためにも、ウエットな路面ではなく乾いた路面で一度試してみましょう。

上達!ライディングテクニック

高いギヤほど後輪に伝わる脈動間隔が広く、グリップ効果が高い

上達!ライディングテクニック

もうひとつ、ウエットのコーナーを1速か2速高めのギヤで走る感覚も身につけておきたいところ。エンジンの回転数を低くしたときのメリットには、スロットルを開けたときにレスポンスが穏やかになるだけではなく、トラクションがかかったときに後輪が路面を捉えやすくなるという点もあります。原理で考えると、シングルやツインがコーナーの立ち上がりでグリップが良いことと同じです。

たとえば5,000rpm以上の低いギヤでは、脈動間隔が短くなり、路面を捉える効果も小さくなります。さらにエンジンの回転が高ければ、ホイールスピンが起こるなど滑りやすくなるだけです。しかし、エンジンの回転数を下げるためにギヤを高めにして走行すると、各気筒が爆発するたびに発生する脈動が後輪に伝わりやすくなり、グリップ感を感じられるようになります。同じ速度なら高いギヤほどエンジンの回転が下がり、爆発ごとに生まれる各気筒からの脈動の間隔が大きくなって、路面を噛むようなグリップとなるのです。これは、エンジンの回転に対して爆発回数の多い4気筒などでは効果が少ないと思うかもしれませんが、まだスムーズに回る前の低回転域であれば、意外なほど効果があります。この点をよく覚えておきましょう。

次回は「ウェットな路面での不安を克服 Part.3」をお伝えします。

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