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趣味side/上達!ライディングテクニック

Vol.039/効果的なスロットルワーク【トラクション・コーナリング】

街中の左折など、小回りが必要となるターンからコーナリングまで、傾けた車体のバランスをとるコツは体重移動だけではありません。もうひとつ欠かせないバランスコントロール、それがスロットルワークなのです。スロットル開度をコントロールすることで効果的にトラクションがかかり、安定したバイクの動きが手に入ります。

スロットル開度とトラクションの関係

小さなターンからコーナリングまで、車体を傾けたときのバランスコントロールに有効なのが、後輪に駆動をかけるいわゆる「トラクション」です。エンジンの駆動力で後輪が路面を蹴ると、直進していればより真っ直ぐに、バンクしていれば旋回方向に車体の安定性が強まってフラつかなくなるのです。

そうなるためには、今回のテーマの「スロットルワーク」が大事なカギを握っています。しかし、ひと口に「スロットル開度」といっても、エンジンの回転域によってトラクションが発揮され始めるポイントは異なります。慎重になるあまり徐々に探るような開け方をしてしまうと、バランスコントロールの効果が期待できなくなってしまうのです。つまり、有効なトラクションがかかる以前の、少ないスロットル開度をゆっくりと操作しても有効な強い駆動力が生み出せず、コントロールする意味がないことになります。

上達!ライディングテクニック

クイックに開けてから徐々に開ける

では、バンクしているときのスロットルはどのように開ければいいのでしょうか。まずエンジンが有効なトルクを発生する開度まで「素早く」開けて、そこから本来のパワーコントロールのために「徐々に」開けていくという加減が必要になります。
曲がり始めで全閉にしていたスロットルを、エンブレが長くかかりすぎないようパーシャルまで開けるときも同じです。全閉から「躊躇しながら徐々に」ではなく、パーシャル域まで「素早く」開ける。これでエンブレをカットして前輪の負担を減らすバランスコントロールができるワケです。コーナーの出口に向かって行くときは、後輪のグリップに無理のないよう「徐々に大きく」開けていきます。
スロットルワークにメリハリをつけられると、ここぞというタイミングで確かな車体のバランスコントロールが可能になります。
次回は「トラクションがかかるスロットル開度って?」をお伝えします。


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