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Vol.038/コーナリングに敵無し!Part.2【多角形コーナリング】

Vol.037から2回にわたって、延々と曲率が変わっていくカーブ、いわゆる「複合コーナー」に対応できる「多角形コーナリング術」をお伝えしています。今回は実際のテクニックについて詳しくみていきましょう。コーナーの途中で向き変えし直すテクニックの最大のコツは、リーンをし直すためにバイクを起こす操作そのものにあります。バイクを起こすためには腕や腰を使わず、フロントブレーキを利用します。


軽くきっかけをつくり、バイクを起こす

まず、コーナーの先がきつくなっているのを発見したら、フロントブレーキを舐める程度にそっとかけます。するとブレーキパッドがディスクローターに触れたところで前輪が起きる反力を感じるはずです。

この前輪の車体を起こそうとする反力に逆らわず身を任せたところで、わずかでもバンク角が変わったらしめたもの。バンク角が浅くなればブレーキは少し強めても大丈夫。そこで車体が起きてくるにつれてブレーキをジワッと強めればバイクが直立に近くなり、リーンし直す体勢があらためてつくれるというわけです。

曲がれないと判断したところからアウト側までの距離が短いときは、バイクが直立するまで待たず、バンク角が浅くなったところで再びリーンしても向きは変わります。
上達!ライディングテクニック

ステアリングヘッドの動きに身をまかせる

上達!ライディングテクニック バイクが起き上がったら、通常のコーナー進入時のように向き変えをしてブレーキをリリース。するとバイクはコーナーのイン側を向きます。このバイクが起きる動作中は、頭や上半身は旋回中の位置に残したまま股の間のバイクだけが起きていくようにイメージするとわかりやすいかもしれません。

注意したいのは、バイクを起こすきっかけのブレーキ。通常のようなブレーキングを行うと怖い思いをしかねないということです。あくまでもきっかけを与えるために、レバーに軽く触れる程度と覚えておきましょう。また、車体が起き始めたら、ハンドルをホールドする両腕から力を抜きましょう。ステアリングヘッドが弧を描いて起きていく、その動きを絶対に妨げないことがポイントになります。


慣れてくると、一連の動作をリズミカルにこなせることが面白くなり、複合コーナーが待ち遠しくてしかたないというところまでハマるでしょう! 次回は「効果的なスロットルワーク」をお伝えします。


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