趣味side/上達!ライディングテクニック

Vol.034/ブラインドコーナーを楽しむ_Part.1【向き変え・カーブ】

ライダーにとってカーブをバンクして曲がる気持ちのよさは、バイクに乗る大きな醍醐味といえるでしょう。しかし、コーナーが連続するワインディングでは、曲がりきれずに対向車線へ飛び出てしまうのではないかという怖さが先に立ちます。そんな怖さも「向き変え」と「ライン取り」の2つのコツをつかんでしまえば、たとえそれが先の見えないブラインドコーナーであってもリスクを最小限に抑え、むしろゲーム性すら楽しむことができます。今回はさっそく「向き変え」についてお伝えしていきましょう。

フロントブレーキを軽〜くかける

連続してコーナーが迫るワインディングでは、時間がかかる大きなアクションではなくクイックで確実に向き変えをする必要があります。まず、曲がろうと思うポイントの直前で軽くフロントブレーキをかけてみましょう。バンクするときもバイクを起こすときも、軽く効かせるブレーキングと、バイクの動きに身をまかせることがポイントになります。

上達!ライディングテクニック ○バンクするとき
1.軽〜くフロントブレーキをかけるとバイクは直立を強めます。そのときあらかじめシートに座ったお尻のイン側に、寄りかかるような感じで体重を預けます。上半身も腰をくねらせるように脇腹を少しイン側に曲げると、より体重を預けやすくなります。

2.体重をイン側に載せた状態でスッとフロントブレーキをリリースすると、バイクがカクッと軽く傾きます。イン側に預けてあった体重でバイクが傾くのです。さらにその力に身をまかせることで、バイクの進路が折れ曲がったようにイン側へ向くのが実感できるでしょう。これがリーンと同時に「向き変え」するという基本パターンになります。ブレーキングが強いと感覚が伝わりにくいので、わずかにかけることがポイントです。

上達!ライディングテクニック ○起こすとき
3.わずかにバンクした状態で、やはり軽くフロントブレーキをかけてみましょう。フロントブレーキパッドがディスクに触れた瞬間、バイクがスッと起きようとする反力を感じるはずです。ここでバイクを抑え込まず、起きる力に身をまかせていきます。ブレーキはやはり強くかけると前輪がスリップする危険性があるので、ほんのわずかに舐める程度に抑えます。

4.フロントブレーキをきっかけにしてバイクが起きてくるに従い、スリップの危険も減るので、徐々にブレーキを強めると素早く車体が直立します。これで、ここぞと思うポイントで一気にバイクを起こすことが可能になります。

ゆるい下りカーブで行う練習方法

体重移動がうまくできない場合は、フロントブレーキだけでバンクしたり起こしたりを繰り返してみるといいでしょう。練習にうってつけの場所は長い下り坂でゆるいカーブが続くワインディングです。エンジン回転は低いままで、エンブレをほとんどきかせない状態にして、フロントブレーキだけを使って感覚をつかみましょう。意外なほどはっきりと向き変えができ、次のカーブに備えた体勢がつくれるはずです。無理せず何度も試していけばリズミカルな動きを体得でき、体重移動の感覚もしだいにわかってくるでしょう。次回は2つ目のコツ「ライン取り」をお伝えします。お楽しみに!

上達!ライディングテクニック

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