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趣味side/上達!ライディングテクニック

Vol.022/ライバルに差がつくリーンPart.1【基本を再確認】

自分ではうまくバイクに乗れていると思っているのに、そこから先になかなか進めない……。そう感じているライダーは多いはずです。多くのライダーがぶち当たる壁に、これを読んでいるアナタも先を阻まれているのかもしれません。そこで身につけたいのが「リーン」の上級テクニックです。そもそもリーンとは、傾けるという意味。リーンウィズは傾いた車体とライダーの上半身が一直線上にあるライディングフォーム。教習所などで教わる基本的な乗り方です。一方で、スポーツバイクのコーナリングで有効なのはリーンイン。コーナリング中のバイクを正面から見て、上半身がバイクの中心線より内側に入っているライディングフォームです。ヒザを擦るコーナリングテクニックもリーンインの延長線上にあります。しかし、どうすれば上手くリーンできるのでしょうか。進入スピードを上げる? それとも、もっと素早くバイクを倒す? そんな疑問を数回にわたって解消していきます。

バイクの動きを妨げているのはライダーだった

上達!ライディングテクニック

まずは基本中の基本から再確認しましょう。バイクはそれ自体で曲がる能力を持っています。素直にバイクが傾いてくれないと感じるのは、気づかないうちにライダーが力を加えてバイクの曲がる機能を妨げているから。つまり力を加えずに傾けることが、最大のポイントなのです。なかでも力を加えてしまいがちなのはハンドル、シート、ステップの3カ所。まずはこの3カ所に入った力を抜くことが、リーンの上級テクニックを身につける第一歩です。

ハンドルは「起こす」ために使う

誰でもバイクに乗っているときは少なからずハンドルに力を入れて乗っています。しかし問題なのはその使い方。まず曲がりたい方向にハンドルを切るというのは論外です。バイクは曲がりたい方向に傾くどころか、ハンドルを切った方向とは反対へ起き上がろうとするはず。ちなみに、プロやベテランライダーはこの特性を利用して、切り返しなどの連続したコーナーでバイクを素早く起こしたいときに、ハンドルをイン側に切り足すテクニックを使っています。つまりハンドルへの入力は「曲げる」ためでなく「起こす」ために使うのです。

上達!ライディングテクニック

シートは力を入れず座るだけ

上達!ライディングテクニック

バイクの入力ポイントの要ともいえるのがシートです。「バイクは腰で乗る」という表現もあるほど、バイクの動きを左右します。しかしあまり意識しすぎると、効率の悪いリーンになってしまう落とし穴も。バイクに荷重をかけてスパッと一気に深くバンクすると、腰をひねるような入力になり、バイクは後輪を振り出すように旋回軌跡が大きくなってしまいます。
逆にコーナーへの恐怖心から身体中に力が入ってしまっている場合は、そもそもシートにライダーの体重が載っていないため、荷重の抜けたバイクは糸の切れたタコのようにフラフラした状態に陥ってしまいます。ライバルに差をつけるための腰の使い方は、力を抜いて「何もしない」ことです。

ステップを踏んでも曲がらない

リーンを始めるきっかけに、イン側のステップへ入力しているライダーを見かけることがあります。しかし身体の重心がそれまでの位置よりも外側に移動しやすく、バイクが傾くどころか起きようとしてしまうため、きっかけにはなりにくいです。さらにシートへの荷重も抜けやすくなり、バイクが路面を追従しようとする動きも妨げてしまいます。ところがその一方で、イン側のステップを踏むことはリーンに使う上級テクニックでもあります。矛盾しているようですが、これはPart.3で詳しく解説します。

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